2012年5月31日木曜日

乾季、到来!!

5月21日朝 大雨直前のポワ・ルー(Poids  lourd)道路 今雨季最後の雨となった


・・・そして、乾季到来を知らせる うろこ雲の広がる空

いよいよ、キンシャサに乾季到来。

目にはさやかに見えねども~、ひんやり感の空気のそよぎでそれと知られる~。

先週の月曜日(5月21日)は朝から大雨だった。雷も鳴り渡り、朝だというのに、まるで夕方日没後のような暗さで、雷も伴い、下水機能の悪いキンシャサの道路は川のようになっていたらしい。
冒頭の写真は、夫が朝の出勤途中に工事現場のポワ・ルー道路で撮影した写真だ。
重たい雨雲で街中が暗くなり、直後に大雨となった。

それが今年の雨季の、最後の雨だった。

コンゴ人の誰もが、雨季は5月15日まで。それから乾季が始まるよ。皆が口を揃えてそう言う。
何を根拠に、”5月15日まで”なんだ??
”au millieu du mois de mai” (5月中旬に)、という言い方をせずに、きっぱりと、”5月15日に”と、日付で言うコンゴの人たち。
家政婦のフロランスも、5月15日朝、いつものように10分遅れで到着したとき、開口一番、マダム、今日からsaison seche だねえ、と言った。

先週の金曜日(25日)にフランス語の先生が来た時、第一声が、「空気がひんやり新鮮(frais)だって感じない?」だった。
あ、ほんと、ひんやり、さわやかだ。

「でしょう。これが、わたしたちの”saison seche”(乾季)なのよ!」

とってもうれしそうに言った。

感覚として、暑い夏の後にやってきた季節だから、わたしには日本の”秋”と重なる。
朝の気温は南向きのベランダでほぼ25℃。
今は6月20日か21日の夏至に向けて太陽は赤道を越えて北回帰線目指して北上中だから、南向きの我が家からは太陽は見えない。
(今、キンシャサの太陽は北側を通過する。)

そして、上の2枚目の写真のように、朝8時くらいだっただろうか、天気の良い一日になるぞー!と空を見上げると、なんと、日本の秋の空のように”うろこ雲”が天高く広がっていた!

さわやかな朝だ。

乾季は9月15日までだと言う。

中央アフリカ、バンギにいたときは、コンゴと雨季と乾季が逆だった。
バンギでは、雨季の始まりにテルミットという羽虫が、終わりには「キンダゴゾウ」というまるでどこぞのゴンベエさんのような名前で呼ばれるバッタが大繁殖し、どちらも庶民の貴重な動物性蛋白源として食用虫だった。
バンギでは、4月に日本の春雨のように”マンゴー雨”と呼ばれる雨の季節がちょこっとあり、その雨でマンゴーが実ると言われていた。アカシアやジャカランダの花もこの頃一斉に花開いたと記憶する。
そして雨季は5月から10月。そして11月から4,5ヶ月の間、乾季で雨が降らないのだが、不思議なことに12月1日の独立記念日だか何かのナショナルデーにだけ決まって雨が降るのだと人々は言っていた。
それを、人々は”独立の父、ボガンダさんの涙”と言い表していた。
国の独立を国中の人々に知らせるために飛行機で国内を飛び回っていたとき墜落事故に見舞われ、志半ばで亡くなったボガンダさんの無念の涙なのだと。

赤道を挟んで雨季と乾季の時期がずれることで、中央アフリカとコンゴの境界を流れるウバンギ川などいくつもの支流を持ち、赤道を上下しながら流れるコンゴ河は、いつも水量が豊富で一定なのだと聞いたことがある。


乾季となり、今はさわやかな澄んだ空気で満ち満ちているが、そのうち、雨が一滴も降らなくなると、街の草木の緑色が消えていって、街中が埃っぽくなってゆくのだろうか。
そう考えると、今が一番良い季節なのかもしれない。

”♪ Mabende na zo somba~ ♪” 

リンガラ語で、鉄くず、買うよ~、と節をつけて歌うように言いながら、オペラ歌手顔負けの美声を張り上げて、今朝もおじさんが通り過ぎてゆく。

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