2012年6月6日水曜日

"OPERATION SMILE"のこと


IWC Newsletter May 2012 より
皆さんは、"OPERATION SMILE"のことをご存知だろうか。

上の写真は、IWC(国際女性クラブ・キンシャサ)発行のニュースレター5月号からの、”OPERATION SMILE”のキンシャサでの活動についての記事の部分だ。

"OPERATION SMILE"は、途上国の口唇裂、口蓋破裂の障害を持つ患者に無償で手術を提供し、彼らに笑顔を取り戻そう、という趣旨で世界中に広がる素晴らしいプロジェクトだ。
わたしは、この取り組みをIWC ニュースレター2月号の記事(下の写真)で初めて知った。

IWC Newsletter February 2012 より
"OPERATION SMILE"の活動の始まりは、1982年、フィリピンを訪れたアメリカの医療ボランティアグループが口唇裂、口蓋破裂の患者の手術を行ったことだったという。

それ以後、世界中で医療ボランティアチームが定期的に編成され途上国の患者たちに無償の手術を提供しているという。どれだけ多くの患者や家族たちが肉体的にも精神的にも救われたことだろう。
マザー・テレサや、ローマ教皇のヨハネ・パウロ何世?が彼らの活動を賞賛し、スポンサーも付いて、地道だけれども、素晴らしい活動をしていることを知った。
詳しいことは下記のホームページへ。

http://www.operationsmile.org/


コンゴ民主共和国、キンシャサでは、Ngaliema 病院に南アフリカ共和国からのボランティア医療チーム(外科医含む)が毎年60名から70名が来て、口唇裂、口蓋破裂の無償手術に取り組んで今年で4年目になるのだそうだ。
昨年の6月には数日間で171名の患者が手術を受け、更に今年1月に、術後6ヶ月検診のために小規模の医療チームがキンシャサに再び来ている。

IWCニュースレター2月号の記事では、数名の若いコンゴ人医師もこの活動にボランティアで参加し支援してくれたことに対し、"OPERATION SMILE"医療チームが賞賛していたことを紹介している。
特に、このプロジェクトの活動に当初から携わり、協力を惜しまなかった素晴らしい医師、Dr.Guya Kanikaが今年1月の患者たちの6ヶ月検診を待たずに他界してしまったことが写真入で紹介され、哀悼と感謝の言葉が述べられているのを見つけた。

今年の"OPERATION SMILE"のスケジュールは、

・ 5月31日    医療チームと患者がNgaliema病院に到着
・ 6月1日~3日 患者診察、手術患者選別
・ 6月4日~8日 外科手術
・ 6月9日     メインチーム帰国 前期の手術患者処置
・ 6月10日    後期の手術患者処置 術後観察チーム帰国

となっている。

IWCは、"OPERATION SMILE"の活動に賛同し、キンシャサで活動の始まった4年前から、医療チームにお弁当を届けること、そして患者たちの支援をするという形でボランティアとして参加している。

わたしは責任者のドミニックに誘われて、お弁当を配る係として今回初めて参加した。
医療チームには、Ngaliema病院の敷地内にある、Ngaliema 修道院内の3つの応接室と1つの控え室が用意されていて、そこで各自ばらばらに入ってきて昼食をとっていた。
彼らにはベジタリアン用のお弁当も用意されていた。宗教を考慮してのことだろう。

医療ボランティアチームのメンバーは若い人たちが多かった。
外科医はもちろんブルーの手術着だったが、看護士の中には、キティーちゃんの赤い上着を着た人もいて、子どもの患者たちが和むような心配りを感じた。
また、いつも大人の女性の品格を感じさせるIWCの会長さんは、当日はとても柔らかい印象の動きやすいシャツ・パンツスタイルで、腕に花の可愛らしいぬいぐるみをさりげなく巻き付けて(花の茎にワイヤーが入っていた。)、なんと優しい心配りなのだろう、とボランティアとして参加するときの心構えを勉強させられた思いだった。

広い病院敷地内には、コンゴの銀行の垂れ幕が数箇所に張られ、飲料会社のテントと椅子が置かれていたりして、数社が"OPERATION SMILE"の活動に協賛していた。
また、最終日にはフランス大使館が医療ボランティアチームをカクテルパーティーに招待するとも聞いた。

わたしは、たった一日の参加だったが、いろいろな形で多くのボランティアが参加し、口唇裂、口蓋破裂の患者や家族をサポートしている風景に、人間賛歌を感じた。

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