2012年1月5日木曜日

機上から見た赤道の夕日

こんばんは。キンシャサ4度目の夜を迎えています。
今日も夕方6:20頃、西の空の建物の向こうに日が沈んで行きました。
バンギにいたときは、熱帯雨林の緑の中に夕日が呑み込まれてゆく、という雄大な風景を毎日見とれたものでしたが、キンシャサにいる限り、熱帯雨林の中にいるというイメージが湧きません。
どちらを向いてもおんぼろ建物か、あるいは外見だけは妙に粋で洒落た、でも、粗雑な作りの建物が目に入るだけの雑然としたアフリカ独特の都会風景が広がるキンシャサです。

1月1日、エアフランス機内でのこと。
もうじきキンシャサ到着かと思われる18時頃、機内パソコン画面の地図で私たちの乗った機体が赤道近くに差し掛かっているのを発見。わあ!もうじきこの機体が赤道を通過するぞー!
いよいよ18時過ぎ赤道通過。もちろん赤いラインなど見えるはずもなく、よくもまあ人間は地球に赤道なるラインをぐるり!と巻いたものだ、と感心していたら、ちょうど機体からほぼ垂線を引いたところに太陽が隠れようとしているではありませんか!!
ああ、なるほど、あの方向が真西で、機体から垂線を引いたその垂線こそが赤道なのだ、と理解できました。
なんと、飛んでる機体から赤道に沈む太陽を拝めるとはありがたい!!
赤道に沈む夕日をわたしたちに見せるために設定された「10:55パリ発キンシャサ行き」便のようなありがたーい気持ちになりました。
うっとり赤く沈み行く夕日を見つめていたら、通路隔てた隣席のおじさまが、「まぶしい!窓を閉めろぃ!!」と手振りで不愉快さをあらわにしました。黒地に白い縞模様の背広がだぼだぼの、それでも一生懸命おしゃれしているのだろうなあと、その心意気がいとおしくなるようなアフリカのおじさまでした。

世界中、いろんなところで繰り広げられる夕日の光景。
ひとつひとつの光景を大切に胸に刻んでゆきたいと思います。

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