2013年12月4日水曜日

国際女性クラブのクリスマスバザー

クリスマスバザー会場入り口を望む
クリスマスバザー会場を奥に進む

わたしがキンシャサに来て2度目の、国際女性クラブ主催クリスマスチャリティーバザーが11月30日(土曜日、11時~17時)に開催された。
雨季真っ最中のキンシャサだが、晴天に恵まれた一日だった。
今年は、ドイツ大使館の広い庭でのバザー会場だったせいか、ゆったりと外気に触れながら、家族連れが散歩気分で楽しんでいる光景が見られた。


わたしも参加しているクロスステッチクラブのメンバーたちが夏の休暇後から制作していたシューズ袋と、スーパービニル収納サックがテーブルに並べられた。
馴染みのリサイクル品アクセサリー作家、天然石のアクセサリー作家、木製品の作家、バッグ作家、画家たちもそれぞれの作品をそれぞれのブースで売っている。

今年も、クラブ会員からの寄付の品物を籠に詰めてラッピングしたものが大量に用意され,売られていて圧巻だ。

大使夫人グループも、お国柄の出た持ち寄り品や、手作りお菓子を売っている。
熱心なカトリック教徒の友人は、キンボンドの養護施設支援のために、木陰でマルセイユ石鹸を毛糸で編んだ袋に入れて売っていたし、ある修道会のシスターたちは手作りのクリスマスオーナメントを売っていた。


てるてる坊主のようなくろんぼオーナメント人形


会場内は、カラフルに飾られて、”緑の中のマルシェ・ド・ノエル(クリスマス市場)だなあ”、と浮き浮きしてしまう。


入場料は二千コンゴフラン(約二百二十円。子どもは半額。)。
飲み物チケット一枚1千コンゴフランも入り口で売られている。
ソフトドリンクは一枚で、ビールは二枚と引き換えに会場内2箇所で飲めた。
もちろん、大使館ゲートのところで、ひとりひとり厳重なチェックを受けての入場だ。


国際女性クラブのボランティアたちは、サンタ帽子を被って各売り場に就いていた。
夏の休暇後にクラブでボランティア員をメイルで募り、毎週会議を開いて準備を進めてきたメンバーたちだ。
わたしは、会議に参加するのに自由に使える車を持っていないし、11月は帰国休暇も挟まったので、今年もボランティア員には応募できなかった。残念。

それでも、当日、何か手伝いますよ、と声をかけていたら、飲み物係を午前中の1時間ほど頼まれて、飲み物コーナーで手伝えたのはよかった。

それ以外は、日本の友人たちへのお土産になりそうなものはないかなと会場を見て回り、友人たちに会ってスナックをつまみながらおしゃべりを楽しんだり、ゆったりした時間を過ごし、午後の早い時間に会場を後にした。


売上金はすべて国内のNGO団体に寄付される。
皆で楽しいクリスマスを迎えよう、というキリスト教の考えからのバザーだろう。
だから欧米の人々はこのクリスマスバザーにひと際熱心に関わるのだろうとも思われた。

今年は、バザー会場で”tombola(トンボラ、福引)”が一枚5米ドルで売られた。
これは、お楽しみという面と、寄付するという厚意が掛け合わさったものとして、寄付金を集める時によく使われる手段だ。

キンシャサの各企業に協賛を呼びかけて、航空券、レストラン食事券などが集まった。
さらに、バザーに寄付された品物たちの中で芸術性のあるもの、景品として相応しいものが選ばれて、福引景品に提供された。
このトンボラ(福引)の景品にも、バザーボランティア員たちのアイディア工夫を感じた。

わたしも一枚買っておいたら、レストラン食事券に当たったよー!、と夕方近くに友人からメイルが届いてびっくりした。
(そして今日、当選の景品をもらって開封してみると、あるレストランの特大ピザの無料券なのだった。)

今月初めのクラブのニュースレターには、会長からのバザー協力へのお礼が早速載っていた。
また、バザー後の初めての会合である今日の”コーヒーモーニング”でも、会長の御礼スピーチがあり、続いて会計係から売上金額の報告があったとき、皆から大きな拍手が沸き起こったのだった。


わたしは、もっとしっかりクリスマスバザーに関わってみたかったなあ、やっぱりボランティアとして働いて初めてバザーに参加したという満足感が得られるんだろうなあ、そのためにはしっかりした語学力が要るなあ、などと思いながら帰路についたのだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿