日本はいよいよお正月に向けての準備全開の街風景なのだろう。
キンシャサ、12月半ば過ぎのこと。
タンタン人形作家のオーギーさんから、BILEMBOでクリスマス市場~Marche de Noelが開催されているよ、と聞いた。
BILEMBOとは、今年6月終わりにオープンしたアート展示スペースだ。
UTEX布地工場の建物の一部をそのまま利用して、1階、2階部分を備えた、とてもおしゃれな空間に仕立てられている。
早速、BILEMBOのクリスマス市場に行ってみた。
BILEMBO夜の入り口風景 by Alain Huart |
BILEMBO クリスマス市場のチラシ |
1階入り口に足を踏み入れた途端、クリスマスモードの広がるスペースが目に飛び込んできた。
浮き浮き感がアップする!
BILEMBO クリスマス市場 場内 |
入ってすぐ右側に広がる緑格子戸に囲まれたスペースには、サンタ姿のタンタン人形を始め、ビン蓋やインスタントコーヒーミニカップの再利用品で作られたアクセサリー、アフリカ布地のタペストリー、小さいサイズの油絵、水彩画などが並べられている。
冒頭のBILEMBOの写真を送っていただいたAlain Huartさんの写真集や写真も展示販売されている。
かれは、確かベルギー人で、長くコンゴに滞在しながらこの国の人々にレンズを向け続ける写真家だ。
入り口正面をまっすぐ進んだコーナーには、コンゴ人画家の油絵大作ばかりが展示されていた。
左側に目を移すと、いつもの展示室だった。
ポップなカラーの女性の壁画が目を引く。
入り口を入って左側に広がるアフリカモードの展示室 |
入り口正面をまっすぐ進んだコーナーには、コンゴ人画家の油絵大作ばかりが展示されていた。
BILEMBO入り口正面の油絵大作が展示されたコーナー |
原色使いの、はっきりした輪郭を持った作品ばかりで、東京の我が家に飾ったら、とんでもなくチグハグになりそうな大作ばかりだ。
特に真正面にデン!と掛けられていた作品は、列強の政府トップがご馳走(資源?)てんこ盛りのコンゴの国を奪い合わんばかりに食指を動かす風刺画だった。
米大統領、仏首相、中国主席はわたしでもばっちり分かる似顔絵だ。英民族衣装姿のおじさんもいたけど、もちろん、日本の首相はどこにも見当たらなかった・・・。
期間中、BILEMBOの2階に上がってみたが、いつもの展示スペースで変わりなかった。
さて、1階のクリスマス市場全体を見回すと。
BILEMBO クリスマス市場 緑格子戸内スペースから油絵作品を望む |
BILEMBO クリスマス市場 緑格子戸内スペース壁側 |
22日でBILEMBOのクリスマス市場~Marche de Noel は終了したが、浮き浮きするような雰囲気の場だった。
キンシャサ生活において、こんなわくわくするような、気持ちを開放して楽しめる場所があることに感謝、だ。
最後のおまけ!
我がタンタン作家、オーギーさんの作品スペースも覗いてみよう。
タンタン食卓編 ちなみに150米ドル 高っ!!! |
タンタン コンゴを行く編 やっぱり高っ!!! |
ということで、楽しいBILEMBO Marche de Noel の1週間だった。
ここへわたしは友人たちと共に何度通ったことだろう。
コンゴでも、クリスマス感が在るんですね!!
返信削除ビックリしました。
今度1月に田中さんやINNPPの皆さんで新年会をすしますよ~
楽しみです。
コンゴでもクリスマス~平和だな~、と浮かれていたら、30日朝9時前の発砲音でキンシャサ中が混乱の渦に!3時間ほどで鎮圧されましたが、やっぱり、キンシャサもぐらぐらした地盤の上に成り立っているとても揺らいだ大都市であることを思い知らされました。キンシャサ新年会が盛況でありますように。そして、どうぞ皆さんによろしくお伝えください。わたしも帰国したら、仲間に入れてくださいね。
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