2012年4月11日水曜日

フロランスのバナナ

昨夜は雷雨で停電となり、断水が続いていたが、今朝9時過ぎて水が出てほっとした今日の始まり。
今朝もずっと小さな雨が降り続き、重たい雲が広がって太陽が完全に遮断され、気温も28℃と、ひんやりしている。空気は重たいが夏の軽井沢にいるようにひんやり感じる。

洗濯機も回し始めるのが遅かったし、この天気では洗濯物も乾かないな。
フロランスは仕事がない、とまたベランダの椅子でぼー、っと2時まで過ごすのだろうが、今日のこんな天気にこそ窓拭きをしてもらおう。

そんな一日の始まりだったが、家政婦のフロランスは、今朝も「良いバナナが手に入った。」とビニル袋を提げて出勤して来た。
どうだ、この立派なバナナ!、とばかりに袋から取り出す。房の付け根が黒くなったバナナは夫が嫌がるのを彼女はしっかり心得ている。
ついわたしも、う~ん、いっぱいだねえ!
言ってしまってからシマッタ!と思った。
いくら?、とわたしが訊くと、彼女は2,4,6・・と大げさに数えて3千フランだね!!
わたしが、いっぱいだあ、と言ったばかりに。2500フランでどう?、と値段交渉しても後の祭り。
これで彼女の5人の子どもたちの学費の助けになるのならいいか。
3千フランを払った。300円弱だ。

こっちの黄色いバナナはバスに揺られて傷ついてるけど・・・バナナケーキに使うといいね。彼女は、わたしが古くなったバナナを皮をむいて冷凍して、バナナケーキ用にストックしているのを知っている。
3本のバナナと、ンガリエマ修道院の中村寛子シスターのところで分けていただいている地飼いの鶏卵3個とバターを使って1本のパウンドバナナケーキが出来上がる。

アフリカのバナナは味が濃厚なのか、焼き上がったケーキの、封じ込められたバナナの香りがとても好評だ。冷凍庫に保存して、我が家の定番のデザートになった。

週に2回、正午前後に1,2時間だけ、夫が車を回してくれるから、そのときに数日分の食糧や日用品の買物に出かける。
今までは、キンシャサ生活の始まりには私用車も調達できないでしょう、と買物やIWC(インターナショナル・ウイメンズ・クラブ)に出かけるのも知り合いの車に便乗させてもらっていたが、ここでの生活も4ヶ月目となり、そうそう頼ってばかりもいられなくなった。
大使館員のところのようにオフィスワークのご主人なら、事務所への往復だけ車を使って、あとは奥さんと子ども用に車を使えるだろうが、我が夫は事務所と現場と政府省庁間の移動に勤務時間中ずっと車は手離せない。一日に2,3時間使うか使わないかのためだけに、わたしだけの専用車として運転手を雇い車を購入することは予算オーバーだ。

今日も一日、我が家で過ごす雨の一日になるのだろう。

2 件のコメント:

  1. バナナ美味しそうでいいな〜
    バナナケーキ食べたいな〜
    こっちに来てからなにげにまだ一度もバナナ買ったことがない…バナナ以外にもたくさん美味しそうな果物があるから、スーパーではそちらに目が行ってしまうせいかな…バナナ大好き!に変わりはないけど。
    雨の一日、家にいる一日、そんな一日にお孫さんに何か作るとかいかが?!にやりっ

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  2. モンキーバナナも、素揚げにして食べる長~いバナナプランタンもあるよ。
    アフリカの布地でお孫ちゃんになにを作りましょ!リクエストしてちょーだい!

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