2013年6月20日木曜日

日々、このごろ

コンペ前緊張の瞬間 キャディーと



今日は6月19日。

先月の5月19日、ちょうどキンシャサ・オープンゴルフの後夜祭ディナーが始まった時に降り始めた雨。
その雨以来、キンシャサでは一滴も雨は降っていない。

キンシャサは毎日、午前中は厚い雲に覆われて薄ら寒く、午後になって薄日が差しても室内にいる限りひんやりしのぎやすい気候が続いている。
今もわたしはタートルネックの半そでTシャツに長袖カーディガンを羽織っている。
午後1時、気温24℃。


先週は、"Operation smile"という名称の元で口蓋裂患者の無償の手術を世界各地で行っている賛同者が、今年もキンシャサのンガリエマ・クリニックに集まり、手術活動を実施した。
わたしが参加しているIWC(国際女性グループ)も、昼食を医療関係者とボランティア学生に届ける活動をしたのだが、わたしも一日だけ、参加させてもらった。
ひとりでも多くの口蓋裂障碍を持つ人たちが、この"Operation smile"の活動で手術を受けられ、笑顔が取り戻せることを思うと、どんなちいさな手伝いでもさせてもらいたいと思って、今年も手を挙げたのだった。


そして、金曜日にはわたしたち夫婦の憩いの場、英国大使館のバーベキューの夕べへ。
今月からJICA保健プロジェクトで長期滞在されるドクターと久しぶりに再会し、また、日本大使館医務官夫妻と合流し、楽しい食事会となった。
その席で、医務官を訪ねて来られていた、ガーナ・アクラの野口英世記念研究所で細菌学の研究をされる日本人医師を紹介していただいた。


翌日,土曜日午後は、在キンシャサ日本大使館に勤務する日本人青年が企画しキンバンギストオーケストラの弦楽器奏者7人と開いた演奏会に夫婦で出かけた。
かれ自身が、すばらしいバイオリン奏者なのだ。
約2年間のキンシャサでの勤務を終え、次の任地へ移るかれにとってキンシャサでの最後のコンサートだった。
かれの真摯な生き方と、そしてコンゴの演奏者との共演を同じ音楽家として楽しむ姿にすばらしい感動をもらった演奏会だった。
この演奏会のことはあらためてじっくり紹介したいと思う。


日曜日は、午後から日本大使杯ゴルフコンペに出場した。
夫が幹事だったので数日前から賞品準備の手伝いをしたり、当日は早々に出発して練習にも余念がなかったが、練習し過ぎ(?)で出場前から疲れてしまっていた。
わたしはメンバーにも恵まれ、和気あいあいとした雰囲気の中を5番目グループで出発。
とはいえ、コンペの前はやっぱり緊張する。
池ポチャを繰り返して、永遠にボールが池に落ち続けたらどうしよう、とかいう思いに駆られたり。

実際、今回も数回、池にボールを落とした。
11番ホールでは三回池ポチャを繰り返し、4回目でやっと池をクリアできた時には全身脱力感が走った。

また、出発まもなく、こんなことも起こった。

 ショートホールの2番ホールでほとんど毎回、ティーショットでグリーン手前の池に落とすのがお決まりパターンなのだが、そのときも(池よりバンカー入りのほうがマシだと思って)池の右横のバンカーを狙って打ったティーショットがどういうわけか池めがけて飛んでいき、あわや毎度の池ポチャか、と思われたボールが池を飛び越えてぎりぎり着地!
そして何を思ってくれたか、ボールはコロコロと、というかヨタヨタとグリーン方向へ転がっていき、何とカップ左2.5m、というところにつけたのだった。
奇跡的な動きが連続して起こり、次の最終グループでもわたしの距離に及ばず、なんとわたしはニアピン賞をゲットしたのだった。

その時点で、どうも有頂天になっていたらしい。
バーディー狙いだ、とか言われつつ、そのホールでなんと3パットもしてしまう。
結局,スコア132で終了。


そしてその夜から扁桃腺を腫らしてダウン。
平熱が34度台という半分死にかけたような体温で生きるわたしが39度近い熱を出し、これは抗生物質をのまねば、と薬袋を引っかき回してやっと探し当てた抗生物質をのみ、ひたすら眠り続けた。
マラリアの熱というのもあり得る、というので、当てにならないと言われつつも簡易マラリア鑑定キットでマラリア検査もした(夫がわたしの指先に刺した針の痛かったこと!チョコンと刺せばいいものをズブリ!と刺してきた!!)が、マイナス判定だった。
そして今朝、また34度台の平熱に戻ったのだった。
喉の痛みはまだ続いているが、一件落着。
今日から主婦復帰、せねば。

今週は木曜日まですべての約束をキャンセルした。


今日、ヨウムのぽんが我が家に来て半年が経った。
一言くらい言葉覚えてみぃ!、と言いたくなるところだが、賢母はひたすら子の成長を耐えて待つのみ!、と深く反省した経験を持つわたしは、ひたすら、♪三百六十五歩のマーチ♪を手拍子で足踏みしながら歌って見せるのだが、ぽんはキョトンと見つめるのみ。
近所に住むドイツ人マダムが母親の代から飼い続けて50数年というヨウムにマーチを歌って聞かせると、かのじょのヨウムは止まり木の上で足踏みして調子を取って踊る場面を見てしまった。
以来、わたしが唯一歌えるマーチといえば、「三百六十五歩の・・・」しかないし、明るい曲だからと思って歌い続けているのだが、一向に踊ってくれる気配は、ない。

そんなふうにして6月中旬の日々が過ぎていっている。

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