2013年6月11日火曜日

寒いー!!キンシャサの朝

我が家のベランダから西の空を望む

今、朝8時10分。
気温23℃。
色んな鳥のさえずりが空を響き渡っている。

寒い!!

本当に寒い。
キンシャサでは5月19日夜の雨ーキンシャサ・オープンゴルフ最終日の夜のパーティーが始まったときだったーが最後で、乾季に入った。

冒頭の写真は今朝撮った写真だ。
空には厚い厚い雲が垂れ込めて、どのくらいの厚さの雲をくぐり抜けたら太陽に出会えるのだろう、と想像して呆然となるくらい、ぶ厚い雲の層だろうと思われる。
キンシャサ全体が重く、暗く、そしてひんやり、肌寒い。


”キンシャサは乾季です。”というと、ああ、雲一つない青空が広がり、太陽がギンギン照りつけて、きっととんでもなく暑いアフリカなのだろう、と思い描くのだろう。
ところが。
期待を裏切るようだが、キンシャサの乾季は気温が低めでとても凌ぎやすい季節なのだ。
キンシャサの(コンゴ民主共和国は広大は国土だからキンシャサに限って書き進める。)乾季の間は、本当に1滴たりとも雨は降らない。
降らないけれども、いつもいつも空はどんより曇り、重く厚い雲で覆われ、太陽が顔を出せないでいる。
午後になって、ぶ厚い雲の切れ間から太陽が顔を出すと気温ももちろん上がるけれど、それでも室内にいる限り、空気はひんやり気持ちがいい。
重く厚い雲からは今にも雨が落ちてきそうなのに、絶対に雨は降らない。この微妙なバランス具合といったら、ない。
かといって、そんなに湿度も感じないし、もちろん乾燥しているとも感じない。

以前にも書いたが、軽井沢かどこかの夏の高原の気候だ。

雨が降らないのだったら、草木の緑も枯れてしまうね、と思うなかれ!
我らがコンゴの大河のお蔭で(多分)、朝晩には緑は露でしっとり湿り、乾季の間もしっかり草木はきれいな緑を保ったままだ。

キンシャサの乾季というベストシーズンを考えるとき、コンゴの大地をくねくねとうねって流れるコンゴ河の存在の偉大さを感じないではいられない。

わたしのフランス語の先生(コンゴ人女性)は、これがわたしたちの”秋”なのよ、と言う。
確かに去年も今年も、いよいよ乾季になるなあ、と空気の変化を感じる頃、空には日本の秋を思わせるようなうろこ雲が空一面に広がった。


雨季から乾季に移動するころ、うろこ雲が広がる


彼女は昨日もオフホワイトのパンツ、白い木綿のブラウスに真珠のネックレスを付け、デニムの長袖ジャケットを羽織って、すっかりシックな秋の装いだった。

わたしたちも夜は厚手の毛布にすっぽりくるまれて寝ている。

ゴルフプレイヤーにとっても6月7月8月はベストシーズンだ。
プレイ中も、汗をかかない。

昼近くになって、ひょこっと太陽が顔を出したりする。
今は、北回帰線辺り(ちょこっとだけ南)を通過中だから、南緯4度のキンシャサで見える太陽は東から北側の空を通って北中(!)し、西へ沈む。
春分の日よりちょっと前くらいから秋分の日ちょっと過ぎくらいまで、我が家の南向きの窓からはお日さまの日差しは入ってこない。
これが不思議だった。
北回帰線より北に位置する日本列島からは、一年中お日さまは南の空から顔を出しているのだから。

ということで、外にいても、我が家にいても、お日さまとは顔を合わせない日々が続くキンシャサの乾季だ。
紫外線で痛めつけられた(きっと!!)お肌にはしばしの休息のときなのかもしれない。

キンシャサの人に乾季っていつからいつまで?、と聞くと皆が口を揃えて、5月15日から8月15日(或いは20日)までだ、とこれまたぴしゃりと日にち限定で言ってくる。
なにを根拠に言っているのか。それがまたおもしろい。

さあ、今年のベストシーズンも楽しまなくちゃあ。

2 件のコメント:

  1. はじめまして
    hiroさん
    ブログを見させていただき本当に感謝しています。
    私も6月からキンシャサに2ケ月間INPPにて仕事をする事になり
    hiroさんのブログにを拝見して安堵しました。
    ネットで探してもなかなか良いこと書いていないので助かりました。

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  2. 中里さま、コメントをありがとうございます。
    INPPプロジェクトには知り合いもいます。キンシャサ在住の日本人は少ないですから、皆、和気あいあいですよ。女子会、っていうのもあるくらい!
    どうぞ、楽しみにいらしてください。
    ゴルフやテニスをされるようでしたら、ぜひその道具もお忘れなく!
    キンシャサでお待ちしています♪

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