2013年6月13日木曜日

コンゴ産のラム酒



コンゴ産ラム酒 KWILU


今夜は、日本の米焼酎をオンザロックで飲んでほろ酔い気分でパソコンに向かっている。
キンシャサに来てから、すっかりオンザロックの焼酎党になってしまった(もちろん辛口日本酒もGood !だけど)。

今夜は、上の写真、コンゴ民主共和国で生産されるラム酒についての話だ。



先月16日のキンシャサ・オープンゴルフの前夜祭カクテルパーティーの席で初めて目にしたカクテルがあった。
オレンジ色のものと、ハーブが浸ったものとがあり、瓶には、”KWILU”と書かれていた。


オレンジ色をしたKWILUと、KWILUの名入り小ぶりグラス 


この写真の瓶は、前夜祭カクテルパーティーで撮ったオレンジ色をしたKWILUだ。

一緒に出席していた日本人のYさんが、これはコンゴのお酒でとても美味しいんですよ、と太鼓判を押された。
なるほど、オレンジ色のKWILUは果物のグァバジュースで割ったものだろう。
何のハーブだかわからないが茎が固いハーブが浸されたKWILUもあった。
どちらも口当たりが良くて、美味しい。

すっかりファンになり、早速スーパーに行って探してみた。

我が家のドライバーに聞くと、KWILUはどこのスーパーにも売ってるだろうけど、アルコール分の強いお酒だよ、マダムが飲むのか?、と驚いていた。
Yさんの話によると、キンシャサのペルーストアとハッサン・エ・フレールで見つかると言うことだった。ペルーストアでは古ぼけた瓶が2本並んでいるだけ。しかも、透明のKWILUだけだった。
ハッサン・・のほうは在庫たっぷりで瓶の状態も良かったけれど、やっぱり、透明のKWILUだけしか見当たらない。
尋ねると、KWILUラム酒は透明の1種類しか作られていないと言う。
おそらく、オープンゴルフのカクテルパーティー用に作られた、特製グァバ果汁入りラム酒とハーブ入りラム酒だったのだろう。
1瓶、10米ドル!


ということで、めでたく我が家の酒棚にKWILUが加わった。


瓶に書かれた”KWILU”の名まえの上に、「THE CONGO'S FINEST RUM」、コンゴのいちばん素晴らしいラム酒、と記されている。
750ml入りで、アルコール度40%。
瓶の反対側面には、こんな説明書きが英語で書かれている。

KWILU 瓶の反対側面にある説明書き

”コンゴ民主共和国産
このラム酒は サトウキビで作られています。
KWILUラム酒の繊細で独特の風味を 水で割らずに ロックで 或いはカクテルでお楽しみください。”

その下に、”Ngongo、 クィル製糖会社製” と付記されている。
わたしのフランス語のコンゴ人教師によると、Ngongoは、バコンゴの一都市だとのことだ。
バコンゴはサトウキビの一大産地でもある。

アルコール度40%で、サトウキビ原料。
まるで日本の焼酎だ。
(ちなみに今わたしが飲んでいる米焼酎はアルコール分41%、と表示されている。)

Yさんお勧めの飲み方は、コンゴ産のレモン果汁をたっぷり絞って入れて飲む、ということだ。
夫は、インディアントニックで割って、レモン果汁を入れて飲んでいる。
アルコール度が強いから、冷凍庫でキンキンに冷やして飲むのも美味しいだろうとも聞いた。

わたしは、CERES(セレ・南アフリカブランド)のグァバ果汁100%ジュースで割って氷を浮かべて飲むのが好きだ。インディアントニックで割るのも美味しい。

キンシャサ・オープンゴルフのときに飲んだ、ハーブ入りKWILUの味が忘れられない。
いったい何のハーブだったのだろう。ローズマリーっぽい固い茎のハーブだったけど・・。


地方に行くと、ヤシ、とうもろこし、などで作られたにごり酒もあるが、家庭で作られているお酒の範疇で、工場で大量生産されて商品化されるところまでは行っていないようだ。

キンシャサ市内のジュスティス通りに、「KWILU」という同じ名まえのバーがある。
夫がKWILUラム酒の種類を尋ねようと、店内に入ったそうだ。
やはり、KWILUは透明のラム酒1種類だけの生産だということだった。
(この国では”裏づけ”をしつこいくらいに取らないと真実にたどり着けない、と言うが夫の持論だ。)
このバーがクィル製糖会社直営かどうかはわからない。


今夜はほろ酔い気分の、コンゴ版焼酎、”KWILU”の話をお届けしました。

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