2013年3月22日金曜日

キンシャサの”ERIC KAYSER” と カフェ事情

”ERIC KAYSER”とは、パリを本店としたパン屋とカフェだ。(と思う・・。)

キンシャサにも、この町に不釣り合いな店構えで、スーパー”CITY MARCKET”隣にこのチェーン店が開店した。パン屋にカフェが併設されている。


ERIC KAYSER 店内入り口

店内 奥の様子

”ERIC KAYSER”のウィンドウガラスに世界に展開する支店のある都市が列記されているが、TOKYO,OSAKA,NAGOYA,HOKKAIDOを見つけた。
SEOULの名もある。

アフリカ大陸では、キンシャサ店は3番目の支店らしい。
モロッコのどこかの都市に1店、セネガルの首都ダカールに2店目、そしてキンシャサに3店目。
どれも仏語圏だ。



一昨日、隣のスーパーに行った帰り、太鼓おやじの一件で凹みまくっていたわたしを夫がめずらしくカフェ”ERIC KAYSER”に誘ってくれた。
(夫を撮るふりして店内を撮影したから、微妙に端っこに見え隠れしているのが夫だ。)

わたしが注文したキャラメルを織り込んだパイ風菓子パンが3000FCちょっと(約300円)とキンシャサのパン屋・ヴィクトワールに比べるととても高い。
でも、とっても美味しかった。
隣席の人たちは食事メニューを取っていたから、店内で軽い食事ができるらしい。

帰りに持ち帰ったフランスパン2種(一つはオールドスタイルのフランスパンだとか。)も1本1500FC(約150円)くらいだっかな?高いが、塩味がきいてもっちりと美味しかった。

”ERIC KAYSER”のある界隈は商業地域で、路上駐車した車でごちゃごちゃしている。
中華食材が購入できる”CITY MARCKET”にやむなく行く以外は足の向かない地域でもある。



すぐ前には、フランスの田舎風の店構えの”Nouvelle Patisserie”があるが、ここのパンもケーキ類もエリックカイザーと同じくらい値段が高い。

同じ”Nouvelle Patisserie”でも、我が家に近いほうのフランス大使館傍の支店のほうが広々として緑も見えて落ち着く。こちらもフランスの田舎風の建物と店内だ。
昼休み時間にこちらの支店に行くと、きっと仏大使館勤務の人たちなのだろうと思われるワーカーたちが昼食を取っている風景に出くわす。
キンシャサにいることを忘れる瞬間だ。


キンシャサにはパン屋が経営するカフェがいくつかある。
以前、紹介した”Chez Victoire”というキンシャサ庶民のパン屋が経営するパン屋兼カフェ。
現在キンシャサ市内に4店舗あるのだそうだ。

我が家の近くの6月30日通り沿いの”CROWN TOWER”というビルの1階に昨年末に”Chez Victoire”が開店し、外観からして清潔そうなカジュアルな雰囲気の店内はいつも多くの客で賑わっている。
わたしはまだここの支店には行ったことがないが、行ってみたい店だ。


そして同じビルのすぐ隣にもパン屋兼カフェの”Patachoux”がある。
こちらもおしゃれな店構えだ。”Chez Victoire”より先に開店してる。
ここのパンもまあまあ美味しい。
2店並んでのカフェだが、どちらも店内は賑わっているように思う。おそらく、この2店は価格もリーズナブルなのだろう。


それからもう一軒。
キンシャサのカフェの草分け的存在、”Cafe Mozart”を忘れてはいけない。
庭付きの一軒家風の店構えで、きれいな濃い黄色の建物だ。
店内は落ち着いた雰囲気の喫茶店という感じだ。
パン屋も兼ねていて、ランチ定食もある。キンシャサ芸術大学の近くにある。

わたしは、モーツァルト好きな外国人が経営するカフェだとばかり思っていた。
ところが、この店は、ストリートチルドレンや色んな事情で身寄りのない少女たちを引き取って育てる施設を開設し、その子たちの職業訓練学校も併設するドイツ出身のカトリックシスターを中心とした団体が経営母体なのだ。
わたしは、先月のIWC(国際女性クラブ)のモーニングコーヒーの会でそのドイツのシスターの講演を聴いて初めて”Cafe Mozart”の経営理由を理解できた。

引き取った子どもたちに学校教育を受けさせた後、施設に併設する職業訓練学校でパン食人、ケーキ職人、喫茶店給仕人などの訓練を受けさせて自立させ、かれらに仕事の場を与えるため、そしてカフェの利益で施設経営資金を得るため、という理由から開店したカフェなのだ。

講演後、送迎車を待つシスターと話す機会があった。
カフェ・モザールを知ってますか、と訊かれ、わたしはよく行きますよ、パンも食事もとても美味しいですねと答えた。
またカフェ・モザールに来てくださいね。
小柄なシスターだった。
キンシャサやルブンバシに30年も住み、コンゴの身寄りのない子どもたちの(特に少女たち)の救援のための施設や職業訓練学校を運営する。また近々、どこか違う場所に施設を新しく開設するということだった。


これらカフェはすべて、外国人の行動範囲の地域に開店されている。
考えてみると、”Chez Victoire”を除いてどのカフェも、ある程度以上の経済力のあるコンゴ人と外国人しか利用していない。利用できない。
一般庶民には近寄れない場所なのだと思う。

かれらは、こういうカフェで憩う人たちを見て、どう感じているのだろう。

庶民の居住地区や貧民街にわたしたち外国人が足を踏み入れないのと同じように、一般庶民や貧民街の住民たちは外国人が入り込める地域には来ないのかもしれない。

アンバランスなアフリカの大都市、キンシャサだ。


1 件のコメント:

  1. hiroさん

    はじめまして!
    未知の国コンゴについての生の情報、興味深く拝見させて頂きました(^^)

    実は私、昨年大学を卒業し、現在車で世界一周をしている(プロジェクトHPのURLを下記に記載しました)者です。現在ブラザビルに滞在していまして、明後日を目途にキンシャサに入る予定です。

    それで、こちらのブログを拝見していまして、是非一度お会いしてコンゴについてのお話を伺いできればと思ったのですが、そのようなことは可能でしょうか。
    (突然のご連絡ですみません..)


    現地での生活の様子、さらには慶応大学(母校です^^)との共同プロジェクトである「アガデックス小学校」にもご訪問されているということで、色々と興味深いお話を伺うことができれば本当に嬉しいです。

    突然のご連絡を、しかもブログへのコメントという形になってしまい誠に恐縮ですが、ご検討頂ければと思います。

    キンシャサには4/4くらいまで滞在予定ですので、もしお時間を頂けるようでしたら、お手数ですが下記PCメールまでご連絡頂けると幸いです。

    お返事楽しみにお待ちしております♪


    【誰でも体験できる世界一周LOOK】
    林季一郎/Hayashi Kiichiro
    PCメール:kitchen040@yahoo.co.jp
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