コンゴの太鼓、”ンブンダ”を、ウェンゲの木で作ってほしいと注文してから6ヶ月近く経った。
約束のたびにすっぽかされ、言い訳を聞かされ、待って、待って、待ちくたびれて、今日とうとうわたしは職人が教えた住所を頼りにアトリエと自宅に行ってみた。
アトリエがあるはずの番地には全く違う店が、そして自宅の住所は架空の・・・全くでたらめの住所だったのだった。
<コンゴ博物館展示物~楽器> 右端2つがコンゴの太鼓”ンブンダ” |
昨年、10月初め、知人の紹介で知ったRogerというコンゴ人職人にアフリカの太鼓、”ンブンダ”を注文した。日本へ一時帰国する前日だった。
Rogerは、わたしが希望したウェンゲの木は高いから前金をくれと懇願した。
電話番号も教える。ほら、これがわたしの電話番号だ、かけてみてくれ。
そーらベルが鳴った、わたしの電話番号に間違いないだろ。
わたしもマダムの電話番号をこうして登録した。
信じてくれ、前金で100ドルくれ、嘘は言わない、必ずマダムがキンシャサに戻ってきた翌日、10月31日にはウェンゲの木で作ったンブンダを持ってくるから。
必死の様相だった。
そして、わたしはRogerに100ドルを渡した。
彼を信用したのだ。
平和の国から来たわたしは、100ドルを渡したと言う領収書ももらわずにRogerに前金を渡したのだった。
10月31日。
約束した日にRogerは現れなかった。
その日からずっと、何度も何度も懲りずに電話し続けた。
いったい何度かれに電話したことだろう。
約束の日の朝、確認の電話をしようとするとRogerは電話を切っていた。
約束の時間に現れなくて電話をすると応答がなかった。
そして数日後にやっとつながった電話で言い訳を聞かされた。
マダム、停電で工具が使えなかったんだ、来週木曜日には必ず持って行くから。
マダム、雨が降りそうだったから運べなかったんだ、来週月曜日には必ず持って行くから。
マダム、あともう少しで完成だ、2つ作ったから選んでくれ、今週金曜日に2つとも持って行くから。・・・・・
Rogerを紹介した知人は一時期キンシャサを離れていたが、最近再会し、彼女の電話番号を聞いた。Rogerのことを聞こうと彼女に電話したが、何度電話してもつながらなかった。
何もかもが、嘘八百だった。
何もかもがでたらめだった。
よくもこんなにも嘘で固められるなあとびっくりする。あきれ返る。悲しくなる。
悪名高きモブツ大統領の悪政に何十年も耐え抜いて、生き抜いてきた国民だ。
わたしは世界中で2番目に金持ちだ、と言って憚らなかったと言うモブツ氏。
国家財政を私物化し、外国の銀行に財産を預け、外国に不動産を所有していたモブツ氏。
そんな大統領の下で、コンゴ国家は疲弊し実質崩壊していた。そういう状況を生き抜いてきたコンゴ人たちなのだ。
先週、ゴルフ場の練習場で見るからにリッチなコンゴ人男性が練習していた。
わたしに付いたレッスンプロが、かれはモブツ元大統領の息子だよ、と言った。
外国や、コンゴ国内に不動産を持っていて管理に忙しいから、かれはあまりキンシャサにいないのだとも言った。
かれを遠くから睨みつけてやった。
なにもかもが嘘で固められた国。
だから、嘘の上塗りも平気なのか。
あーあ。
地球上に嘘を平気で言える人がいる、ってことにむかっ腹が立つ!!!!!
hiroさん
返信削除エーッ!!!嘘だったの~??信じられない!!悔しいし、なんか悲しい・・・。
紹介してくれた人もグルだったの・・・??
そうやって生き延びてきた人達かと思うと、いろんな思いが湧いてきて言葉がありません。
きっと彼は腕のいい職人で、ホントはhiroさんに自慢のンブンダを胸を張って渡すつもりだった。ウェンゲを買いに行こうとした時、ある事が起こってお金が必要になった・・・
hiroさん、今日私はキンシャサのhiroさん尚三さんを目指して出発します!
お宅のリビングでこの話を完成させましょう!!
想像をたくましくして、この国の現実を織り交ぜ、おもいっきり嘘八百のお話を作りましょう!!
そう。嘘だったの・・。
返信削除だいぶ前に電話でRogerから住所を聞き出したのは我が家の家政婦で、彼女にRogerの住所を頼りに訪ねてみることを伝えると、彼女も同行してくれたの。運転手も探してくれたのだけどね。
夫は、良い勉強になったし、100ドルはその授業料だ、と言います。
でもね、別の側面から見ると、嘘で生き延びるコンゴの人々が哀れで悲しくなります。
こんな国に、未来、ってあるのかなあ。
こんはんは。
返信削除今日はお彼岸でしたが、あいにくの雨でしかたなく、
家でゆっくりしてました。
うそや騙す人が悪いことはもちろんですが、そういうことが
平気でできる社会自体に問題があるのでしょうね。
私はアフリカ大陸に足を踏み入れたことはありませんが、
アフリカを旅をされている方のブログに賄賂が当然であったり、
騙されたりなど書かれていました。
もちろん良い人もいっぱいいるのでしょうが。
気分転換にヨウムちゃんの質問について!!
まずは、爪きり。獣医さんにお任せしてます。他のヨウム飼い
さんの中には自分できってらっしゃる方も結構いますが、その
ヨウムの性格に寄るところが多いのではと思います。
う~にゃは凶暴ですので無理です(笑)
私も噛まれそうになったら手を引っ込めたりしてしまう
のでどうやら舐められています。人を見ています(-_-;)
夫が言うには撫でたりするときは手をグーにして手の甲で
頭をなでるそうです。万が一噛もうとしても噛み辛いし、
もし噛みかけても甲でヨウムの顔を押してイヤイヤする
ことができるからだそうです。
それから寝るときに布を被せるのはよくみんなされてます。
私は普段居間にケージをおいていて、布を被せても周りが
うるさいので、寝室(暗い部屋)にケージを移動します。
大体毎日19時半前後でう~にゃも『寝よっか、寝よっか』
といいます。朝は6時でほぼ毎日規則正しいです。
(休みの日ももちろん(-_-;))
ですので、布を被せて早寝早起き規則正しくはヨウムに
とってはいいことですよ!!
昼間や人が家にいてる時などはどうされているのでしょう?
私もう~にゃ@ヨウムをちゃんとしつけられていませんので
偉そうにはいえませんが、色々なんでも聞いてくださいね!!
むず。さん
返信削除コメントをありがとうございます!「寝よっか、寝よっか」って言うなんてかわいいなあ~♪
なるほど。いろんな育て方があるのですね。昨日、夫が、今まで人の気配がするとそそくさと止まり木に上っていって、決して人の前でご飯を食べなかったのに、最近、僕たちの前でもご飯食べるようになったな、って言いました。ほんとだ。こうやって少しずつ慣れていくんだな。
ぽんのケージは超重いのでリビングのベランダのテーブルの上に置かれっぱなしです。日中、家にいるときは、わたしは洗濯物を干したり、日向ぼっこをしたり、リコーダーを吹いたりしてぽんと過ごしています。
家政婦はぽんと一緒にご飯を食べています。
コンゴの人は苦しい時代を生き抜いて自己防衛してきたので”したたか”だと言われます。コンゴ人のしきたり、とか習慣もあるのでしょうが、厳しい生き方をせざるをなかったことを思うと哀れさを感じます。
hiroさん
返信削除ヨウムは草食で、群れで生活をしているので、群れと一緒に
居て安全な時でないと食事はしないそうです。
う~にゃも、私たちが家に居ない昼間はほとんど食事に
手を付けていません。私が夜帰ってきてから、むしゃ
むしゃ食べ始めます。
ぽんちゃんもhiroさんご夫婦を群れの仲間と認識している
ので一緒に居るときにご飯を食べているのではないでしょうか(^^♪
ゆっくりですが、慣れてきているのですね!!
それから、ケージの中におもちゃはおいてますでしょうか?
ヨウムは賢いので暇だと時間を持て余して毛引きをしたり
する場合がありますので、おもちゃを入れておいてあげる
と、お留守番の時も遊べてぽんちゃんも楽しく時間を過ごせる
と思いますよ。
ちなみに野生のコンゴウインコも遊びが大好きだそうで、
ほとんどの動物は一日の時間を食事の時間で大半を費やすのだ
そうですが、インコ類(特にコンゴウインコ)は遊びの
時間が多いそうです。
賢いのですね。
むず。