マダムのとこのヨウムが庭に逃げ込んでいます、と。
え????
まさか!!!
ベランダの鳥かごはもぬけの殻・・・・・。
ヤラレター!!
びっくりすることに、”ぽん”は鳥かごの後ろ部分の扉(下の写真。ぽんの背後に見える籠の背面全面が開閉できるようになっている。)の錠を引き抜いて開けて、かごから逃げ出していたのだ。
わたしが鳥かごの床の新聞紙を敷き替えるときに、正面の扉(これは重い鉄扉で引き上げ式になっているからまず開閉不可能だ。)からだと狭くて手を突っ込みにくいので、2,3度だけ、後ろ部分の全面開閉する扉の錠を引いて、開けたことがあった。
そのときに、”ぽん”はしっかり学習していたのだ、扉を開けるための錠の抜き方を。
※ ”ぽん”とは・・・・昨年12月19日に我が家にやってきたコンゴのオウム、”ヨウム”をぽんちゃんと名付けて、我が子のように思って飼っている(のはわたしたち側の一方的な思い込みか・・・。)。
逃亡後、なにくわぬ顔の籠の中のぽん! |
いかついガードマンのおにいさんに”ぽん”の捕獲をお願いした。
ヨウムを捕まえて入れる容器が必要だというので、いちばん最初に夫がスーパーのペットコーナーで買ってきた青い鳥かごを彼に手渡した。
3階の我が家のベランダから見ていると、”ぽん”はアパート裏庭の低木に止まっていた。
当初、ガードマンにいさんに威嚇して鳴いていたが、そんなに抵抗することもなく青い鳥かごに収まった。
ガードマンにいさんは、棒切れ一本で”ぽん”を棲家の籠に移してくれた。
”ぽん”は、我が家に来た時には、すでに羽の先を切られて、飛べない状態になっていたはずなのに、3階のベランダからアパートの庭に滑降、低木の枝に止まっていたのだった。
”ぽん”は最近良く、籠の天井に2本の脚とくちばしの3点でぶら下がり、羽をバッサバッサと広げる動作をしていた。
暑いから体に風を入れて涼しくしているのか、あるいは、体が痒くて羽をバサバサさせているのか、と思っていた。
かれは、ただただ、飛びたかった、のだろうか。
そして相変わらず、籠の床のベニア板をバリバリと噛み破り、自分の止まり木さえ噛んで細く細くしていって、ついに止まり木がぽとん!、と一方が下に落ちて斜めになっているのに、その斜めになった止まり木の隅っこに平然と止まっている。
そんな”ぽん”の様子を思い出して、こんな狭い籠に入れられるより広い自然の世界に帰すべきなのかもしれない、と考えた。
不憫なぽんめ、としばしわたしは悩んだ。
だがしかし!
逃げてごめんなさい、とは言えないにしても、悪びれもせず、悲しげな表情をするでもなく(・・これも無理な話?)、またいつものように、籠の中でだみ声で「ギャーイ、ギャーイ」と鳴き続ける”ぽん”なのだった。
ね、ぽんちゃん。諦観、してるの?
羽を切っていても、短い距離なら飛ぶようです。
返信削除私のヨウムは、獣医さんが片方だけ羽を切った(羽の一部、初列風切羽を短くした)のですが、なんと切ってない方の
羽を「自分で」抜いてしまい、左右のバランスがとれた状態になっていて、5m位飛びます。
頭いいですよ。
隣人
頭いいかも知れないけど、もうちょっとなついてくれてもいいじゃない!、って思ってしまいます。一言も喋らないし!忍耐いるなあ~。
削除はじめまして。むず。と申します。
返信削除以前からヨウムのぽんちゃんの記事を拝見して
おりました。
私もヨウムを飼って11年になります。とても凶暴で
わがままで、用事もないのに私の名前を呼んだり
勝手気ままですが、それ以上に可愛いです。どちらか
というと犬よりも猫っぽいですね。それにとっても
感情豊かです。
ヨウムは人で言えば、5歳児の知能と2歳児の感情を
持っているらしく、確かに、3歳の姪っ子と言動が
そっくりで笑ってしまいます。
ぽんちゃんへの扱いに悩まれてそうですが、子供に
接するように話しかけてあげたり、慣れてきたら
少しずつスキンシップを増やしてあげたりすると
良いと思いますよ!!気長にすればきっと慕って
くれますよ。
私もヨウムを撫でたり腕に乗せられるようになる
のにとても時間がかかりました。
他にもヨウムを飼ってらっしゃる方のブログは
たくさんありますので参考になると思います。
ちなみに、ヨウム、結構ふてぶてしいです。ぽんちゃん
の写真の顔もしれっとしてますよね(笑)
長くなりましたが、これからもぽんちゃんの近況
楽しみにしております。
むず。さん
返信削除コメントをありがとうございます。”5歳児の知能と2歳児の感情を持って”いるというところに納得です。
スキンシップをするところまでいかなくて・・。とってもかわいくて愛おしいのですが、かごの中に手を突っ込むのが怖いのです。情けなや~・・。
むず。さんのヨウムくんの写真をインターネットのご友人のHPで発見しましたよ。11年も飼われているのですね。
我がぽんも、肩に載ったり腕に止まったりしてくれる日がくるのかなあ。そしてお喋りしてくれる日も来るかなあ。
いろいろ聞きたいことだらけです。果たしてぽんも一緒に帰国できるのか、という問題もありますし。
ともあれ、愛情かけて子育て(!)します。またお便りくださいませ。