2012年12月8日土曜日

キンシャサ国際女性クラブのクリスマスチャリティーバザー

IWC クリスマスバザー案内状

日付をさかのぼって、先週の土曜日、12月1日に、キンシャサの新しいホテル、Hotel Royal で、IWC(国際女性クラブ)のクリスマス・チャリティーバザーとクリスマス・ランチが行われた。

10月半ば過ぎからIWCの定例会で、クリスマスバザー準備のボランティア募集と、ギフトバスケット作成のための献品、手芸などの制作品提供の呼びかけが始まった。

わたしは、初めてのIWCバザーだったので、今回は客側で参加しようと決めた。

会場のHotel Royal は建物がロの字型で建っていて、中庭部分でバザーが、そしてバザー会場に面した部分のレストランでバイキング形式のランチ会が開かれ、子供連れ家族も多く来場し、とても良い雰囲気だった。


それにしても・・・。
クリスマスバザーの項目の中にあった、「ギフトバスケット」とは何だろうとずっと思っていた。

それは、献品として集まった石鹸、入浴剤、シャンプー、タオルなどの浴室用品、茶、コーヒー、ナプキンなどの台所用品をボランティア委員たちがかごに詰め合わせて中身が見えるようにセンス良くセロハン材とリボンでラッピングし、それぞれ中身に応じて10ドル~15ドルくらいの値札を付けて売る、チャリティー精神満タンのバスケットだった。

集まった献品をそのまま売るより、詰め合わせバスケットとして売る・・・とても良いアイディアだ。


写真が趣味の会員は自身が撮影した風景や植物の写真を使ってクリスマスカードを数種類制作して売っている。
さすが、カードのお国柄のセンスが表されたチャリティー品だ。
わたしも10ドル分、3枚を購入する。

会員が作ったクッキー、ケーキもクリスマスらしいラッピングで雰囲気を盛りたてている。

白磁にクリスマスの図柄やアフリカらしい図柄を描いて売っている会員、大きなクリスマスリースを制作して売っているタヒチ出身の会員もいる。彼女のお国ではどんな風にクリスマスを祝うんだろう、などと想像してみる。

スペインのシスターはキンシャサ郊外に建つ病院施設の運営のための製作品を売っている。木のチップ(ビーズ)を糸で編んだ鍋敷きを買ったら、シスターがとても喜んでくれる。

どんなプロジェクトからの出店かわからないが、テーブルセンター、食事マット、テーブルクロスなどに刺繍をしたものを売るブース、アフリカの布地で制作されたネックレスやブレスレットを売るブースも雰囲気を盛り立てている。
花の写真をポートレートにしたもの、キャンバスに描かれた絵たちも売れられている。

わたしはクリスマスプレゼント用にあちこちで買い物をして楽しんだ。

チャリティー募金箱を見かけなかったが、わたしが見過ごしただけだろうか。
案内状には、「サンタさんと一緒の写真撮影 2:30から4:30まで」と書かれていたが、これも見逃した。
きっと、小さい子どもたちの人気スポットだったのだろうな。


ホテル・ロワイアル中庭 バザー会場

ランチ会は準備が間に合わなかったらしく、随分遅れて始まったが、前菜、主菜、デザートと美味しくいただいた。
40ドルというと少々高いかとも思うが、クリスマスチャリティーだからと納得する。
わたしのテーブルには、マダガスカル出身の子連れ二家族、キンシャサのラジオ・フランス勤務だというフランス出身とコモロ島出身の夫婦、そしてインド出身のエリザベスが座った。エリザベスは今年9月から会員になったばかりだというのに、英語力と積極的なフレンドリーシップを発揮して、ボランティア委員としてすばらしい活躍だった。

IWCのクリスマスチャリティーイベントの様子がつかめた。
残念なことに日本人はわたしだけ。夫は土曜日も仕事だった。
来年は、もっと多くの日本人を誘ってみよう。

ランチを終えて歓談していると、わたしのフランス語の先生から肩をたたかれた。
彼女もいくつか買い物をしている。
知人と、どんな買い物をしたか見せ合いっこをして、品定め。

ホテルを出ると、カーッと暑い太陽が照りつける雑踏のキンシャサだった。

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