コンゴのほうれん草 |
ただいま、夕方の5時。
日が西に傾きかけているが、今日も太陽が照りつけて暑い一日だった。
昨夜は稲光がすると思ったら雨が降り出し、夜中も降り続いたようだ。
だから、厚い雲が一掃されて、ギンギラ太陽の照りつける好天気になったのだな。
部屋の温度計は30度を指している。
昨年はこんなに暑かったかなあ。
まだまだ5月半ばまで雨季は続くが、雨のピークは過ぎた。
ゴルフ場の白い小ぶりの”きのこ”もシーズンを過ぎて見かけなくなった。
今日は、午後から市内のスーパーマーケットを2店回り買い物をした。
ここのところ、そろそろ底を突きかけているケーキ用の小麦粉を探しているのだが、どこのスーパーにも無い。
店の在庫があるときに買い貯めておかないと、キンシャサじゅう一斉に在庫が消えてなくなったりする。
日本米に近い米しかり、”わさび”しかり!
クッキングシートも無くなっている。
小麦粉は諦めて、野菜コーナーでみずみずしいほうれん草を見つけたので買ってきた。
ここのほうれん草は、しっかり緑色だけど、肉厚で日本の”つるむらさき”に似ている。
背丈が長いほうれん草だと、茎が堅くなっているけど、今日見つけたものは小ぶりで柔らかくて鮮やかな緑色をしていた。
帰宅してビニル袋からほうれん草を取り出すと、なんと!、てんとう虫がくっついて来ていた。
長細い2つのホシがあるてんとう虫 |
てんとう虫を捕まえてカメラに収めようとしたら、ブーンと飛んでいって日が差し込む窓の網戸に止まった。
てんとう虫、っていうくらいだから、お天道様が好きなんだろうなあとか考えながら、アフリカで初めて出会ったてんとう虫をしばし見つめていた。
数年前、友人とアヴィニョンに滞在した時、お土産屋の年配マダムが、幸せを運ぶてんとう虫よ、と言って、小さな木でできたてんとう虫をくれた。
ブローチにしようと思って、どこかの引き出しに仕舞ったのだけどなあ。
どこに仕舞いこんだかなあ。
今日も長閑な平和なキンシャサの町だった。
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