丸っこいほうのアボカド |
キンシャサに来て、2度目のアボカドの季節を迎えている。
我が家の家政婦が言うには、アボカドの季節は、12月、1月、2月だ。
今週初めに、キンシャサ郊外の芸術家夫妻の自宅とアトリエをIWC(国際女性クラブ)で訪問したとき、センスの良い森の中の美術館のような建物のある敷地内にたわわに実ったアボカドの木を見つけた。
確かに今、アボカドの季節を迎えているのだ。
上のアボカドは3日前に家政婦が我が家に持ってきたものだ。
そのときはまだ緑色がつるつるときれいだった。
家政婦の、2、3日外に出しておけば食べ頃になるよ、というアドバイスに従って今日まで待ったのだった。
手のひら大のアボカド2つで1,000コンゴフラン(約百円)だった。
わたしたちはアボカドを半分に切って、わさびと醤油で食べたり、半分に切ったアボカドに縦横に切れ目を入れて表皮をひっくり返してこさいで取って、茹でジャガイモ、茹でえびと混ぜて食べたり、あるいは半分に切ったアボカドのくぼみにマヨネーズで和えたツナサラダを盛って、アボカドと一緒に掬って食べたりしている。
アボカドは”森のバター”と言われる。
掬うとこってりとして、まるで半分溶けたバターのようだもの。
また、栄養価,カロリーともに高いということももちろんあるだろう。
だからなのだろうな。
わたしは、アボカドを掬って食べるたびに、ちびくろサンボの物語で、森の中で喧嘩して溶けてバターになったトラの場面を思い出す。
トラがとろりと溶けたバターになっても、トラの縞模様のシマだけは、すーっとひっぱって持ち上げると細長い紙の紐みたいに取れるのかなあ、などと想像しながら。
”とらのわ ぐるぐる ばたー になった”
子どもたちが小さいときに一緒にあそんだ「かるた」の中の絵まではっきりと思い出す。
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