2013年2月14日木曜日

コンゴのデザイナーズチェア

OK!PLAST社の新発売プラスティックチェアの広告



こんなおしゃれなプラスティックチェア新発売の広告が”BIZ CONGO”という現地のインターネット情報会社から夫のパソコンに入った。
脚部分はアルミ製だ。

製造・販売元は、以前からコンゴのプラスティック製品を一手に引き受ける、”OK!PLAST”というブランドだ。


でも・・・。
OK!PLASTの製品は全くローカルな冴えない(失礼・・)製品ばかりだった。






こんな赤いシールがペタン!と貼られ、町の路上食堂や茶店、集会場、木下床屋(木陰で開店する床屋)、村の庭先などに置かれるテーブルや椅子。
マダムたちが頭に載せるたらい。
水を貯めたりする大中小のバケツ。
あらゆる配水管。
そして、スーパーマーケットで使われるビニル袋もOK!PLASTの製品なのだそうだ。

おそらく、コンゴじゅうにこのブランドのプラスティック製品は流通しているのだろうと思われる。


路上の食堂の椅子やテーブルに

バコンゴ地方のETAKA村で 庭先に椅子とたらいが見える



もちろん、我が家のベランダにもプラスティックの椅子とテーブルが置かれている。
青のほかに、白、黒、黄色、エンジなどの色も町なかで見かける。

そして、食料貯蔵用としても。

ふた付きでカチっと閉まるが実は隙間だらけ!

もっと大きなサイズのプラスティック密閉(?)容器は、衣類収納用として我が家で活躍している。
また、部屋のゴミ箱、ベランダの大型ゴミ箱もOK!PLASTの製品だ。



貯めた水は濁って沈殿物が・・

そして、断水に備えて貯水用の大型バケツも必需品だ。



・・・というように、今までのOK!PLASTの製品は「おしゃれ」の概念からは程遠い製品ばかりだった。


脚がアルミ製のデザイナーズチェアー(と呼びたくなる!)は、日本製に比べたらもちろん品質はお粗末だとは思うが、OK!PLAST社の意気込みを評価したい!

上の5色の他に、白と赤もあったように思う。
まだ、キンシャサでも一部のスーパーマーケットでしか扱われていないようだ。

早速、南アフリカ資本のスーパーマーケット敷地内にあるアイスクリームショップ内にこの椅子が登場した。
正方形のテーブル(テーブルは確かアルミ製でOK!PLAST製品ではない。)にショッキングピンクとペパーミントグリーンの椅子が2脚ずつ置かれている。
その色の組み合わせになるほど~!、と感心。


夫がリメテ通りにある工場を訪ねて販売店情報を得て、わたしたちも早速購入した。
とりあえず、オレンジを2脚!
わたしたちが購入した時は確か1脚18ドルだったが、何故だか値下がりして現在1脚16ドルだそうだ。
これが高いか安いか・・。
もちろん、ダイニング椅子として考えれば破格値ではある。

”Artisanat et Developpement”という現地の木製品の家具屋でオーダーすると木のダイニング椅子1脚が95ドルなのだから。
わたしは、1,2年のコンゴ滞在であれば、ダイニング椅子としても充分使えると思うのだが。



家具付きで、しかも古くさい家具ばかりの我が家のリビングがちょっと明るくなった、かな。

アルミ製脚部のシンプルなデザイン

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