キンシャサ6月30日通りを走る! |
これは、キンシャサのど真ん中を突っ切る6月30日大通りで撮った写真だ。
わたしが車に乗っていたとき、横を通り過ぎた車に何気なく視線を移すと・・・・・。
なんとまあ!!
日本の霊柩車がいた!!!!!
しかも新車のようにぴかぴかに磨かれている。
霊柩車の窓ガラスからは、内部に簾(すだれ)のついた障子様のついたてが見える。
どう見ても使い古した中古車ではないし、どう見ても日本の霊柩車だ。
そして、なんとなく、日本の霊柩車はキンシャサでも”本来の目的”で使われているように思われた。実際には日本の霊柩車がどのように使われているのかはわからない。
夫に話すと、夫が勤務する産業道路(Poids Lourd)近くのLimete通りでよく見かけるのだそうだ。そこに霊柩車の会社(?)があるのかな。
コンゴの人たちは、結婚式と葬式にはお金を使う、と聞くが、日本の霊柩車に着目した最初のコンゴ人、っていったいどんな人なのだろう。
日本の霊柩車発見には驚きまくったが、キンシャサでは日本の会社名の入った中古のライトバンやミニバスが走行しているのを頻繁に見かける。
しっかり使い古されたライトバンのものが多い。
なんとか電装とか、○×茶園というのもあれば、△◎仏具店と書かれたバンが走っていたりする。
自動車学校のミニバスも見かけたことがある。
日本の電気会社名の入ったライトバン 6月30日大通りで |
おそらく日本から来たすべての中古の商業用ライトバンやミニバスは塗装し直さずに、日本語の会社名を表示したままで走っているのではないか。
日本から来た車なのだよ、という証明になるからか、ただ単に塗装代をケチっているだけなのか。
新車同様のバスも! |
ほとんどが日本でしっかりお役目を果たしたような中古車なのだが、こんなぴかぴかにきれいな幼稚園バスも発見した。
なんでこんなにきれいな幼稚園バスがキンシャサに???、なんて不思議に思ってしまう。
ここは、キンシャサでいちばん大きなホテル(評判はかんばしくないが。)、グランド・ホテルの駐車場だ。
この国に観光客などいる訳がないから、ホテルの会議室などの利用者たちの送迎に使われているのだろうか。
利用者はこのバスが日本で幼稚園バスだったなんて思いもしないのだろうなあ。
日本語表示と、キンシャサでの利用目的があまりにかけ離れていることにわたしは毎回強い違和感を覚える。
これらの中古車は、日本からどういうルートで運ばれてくるのだろう。
ドバイまで日本の中古車会社が船で輸出しているとも聞く。
ドバイからコンゴのボマ港までさらにどこの国かの海運業者によって運ばれ、そこから陸路で走行してキンシャサにたどり着いたと考えると、ようこそはるばるキンシャサへ~!!、とねぎらいの気持ちで中古車たちを見てしまう。
でも、とさらに考える。
かれら、日本の中古車たち自身に立ち返れば、自分の人生の最後をはるばる遠いコンゴで終えるなんて考えもしなかっただろうなあ。
日本の霊柩車が走っているの見ました。キンシャサでも「霊柩車として」使っているのですね!
返信削除おおぞのようちえんの新品バス、私も写真に撮りました。
隣人
どちらも新車のように思えますよね。
返信削除アフリカにはぼろぼろの中古車しか来ないようにイメージされそうですが、時代が変わったのかなあ。
霊柩車が本来の用途で働いているかは確信は持てないのですが、どうもそのようだ、と思えるところがあります。
乗用車としても日本車が目を引くキンシャサの町です。