正午の室内温度は25℃。
雲が広がっているが、決して雨は降らない、らしい。太陽が出ないから肌寒い。
聞くところによると、コンゴ河の水が蒸発するから、乾季といえども雲が広がるのだとか。
一昨日から、寝具を厚手の毛布に換えた。もちろんエアコンなしで、厚手の毛布に包まって寝てちょうど良い。
さて、10日ほど前に注文していた額が2つ出来上がってきた。
前回書いた、”Artisanat et Developpement” の製品だ。
一つは、先月滞在した、南仏 アンティーブの画廊で見つけた黒人ジャズグループの油絵に合わせた額だ。絵から四方3cmほど空間を取って黒の木枠を付け、ガラスをはめ込んでもらった。
もう一つは、コンゴ、クバ族のラフィア織物用に注文した額だ。
やはり、同じ黒の木材で額を作り、両面をガラスにして織物をはさんだ。
どちらの額の木材もかなり重くて、かなり堅い。なんという木なのだろう。
先日、IWCのモーニング・コーヒーの集まりのときに出会った、フランス人の建築家だという男性から、私の名前を聞いて、「あなたの名前はアフリカの木の名前と同じですね。」と初めて言われた。
アフリカに”IROKO”という堅い良質の木があるということは、Banguiにいたとき、子どもたちの学校の先生から聞いていた。Bangui市内に、”IROKO Hotel”というホテルがあって、そのことから、”IROKO”の木の話になったのだ。教えてくれたのは、ジョスリンさんというマルティニック(カリブ海辺りにあるフランスの海外領土圏)出身のお洒落な女性だった。
わたしは、まだ”IROKO”の木に出会っていないが、いつかの出会いを楽しみにしている。
壁にもともと釘がはめ込まれいたので、それを利用し、夫が日本で買ってきていた釣り糸用兼額縁吊り下げ用のビニルロープ(?)に専用金具で輪を作って吊り下げた。
両方の額ともかなりの重量なので少々心配だが、別名”ハッタリショウゾウ”の夫が、「大丈夫だよ。」と言うので、一応、懲りずに(!)信じてあげることにした。
(新婚時代、夫は、自身で天井に取り付けた照明器具をその日のうちにわたしの肩の上に落下させた、という前科がある・・・あの時も、「大丈夫だよ。」と自信満々だった・・。)
リビングとダイニングに絵がある、というだけで、グン!!と雰囲気がアップした。
さらに、わたしのタムタムがとても良いインテリアになっている。
ちなみに、この写真の中の照明器具は、先月、娘の住む町を訪れた時に、読書用の灯りが欲しいと思って買ったものだ。ジュアン・レ・パン駅前通りの電気屋の年配の老夫婦が、「アフリカに持って行きます。」というと、丁寧に分解して梱包してくれて、はるばるキンシャサまで運ばれてきたものだ。
この照明器具のお陰で、薄暗かった夜のリビングが少し明るくなった。
今日も午前中、水が来なかったけど、少しずつ、住み心地のよい住空間を作っていきたい。
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