2012年2月8日水曜日

きゃあー!!出たあー!!

まあ!なんてきれいな台所でしょう!
どこのお宅の台所かしら?って思ってしまうくらい、きれいに撮れてる。きれいに見える!
これが、コンゴマジック!!
外見はよくて、内実はがたがたの作り。
ここは我が家の台所。
実際の我が家の台所事情は、上部扉も下部扉も変形していて扉が閉まらないか、あるいはパカパカ開いてしまうような粗悪な代物。
そこで夫は、どこから拾ってきたのか、誰から教わったのか、彼の大好きなサバイバルグッズ(生きる知恵だとか言ってガラクタをストックする夫です。)のわんさか入っている引き出しからタイヤの(かな?)薄いゴムを引っ張り出してきて、四角に切って短い釘で扉の下部に打ち付けて扉のすき間を無くして固定したりしてやっとここまで来ました。(夫は喜々とした表情でやっておりました。)
下部扉の内部はもう恐ろしい状態で、立て付けがお粗末だから棚や床板がぴったりはまってない!穴だらけのすき間だらけだから、わたしの嫌いな虫の巣窟となっていること間違いなし!という状態。内部を可能な限り掃除して日本から持ってきた何とかダンゴを目いっぱいぶち込んで塞いで、下部扉は”開かずの間”にしようと決めました。それなのに、夫はビールとソーダの瓶入れのスペースがほしいと言い出しました。仕方がない、いちばんマシな棚のところの扉2枚分だけ専用スペースにしたのでした。
引っ越した当日には、水を流すと排水パイプから水が漏れて、床が水浸しになったり(これも夫が誰に聞いたのかゴムを細く切って排水溝の接続部分に巻き付けて修理。)、絶望的な台所でした。
台所上部の棚の扉がないところと窓に、ピンクのギンガムチェックの布地でカーテンを作ってもらって取り付けたり、工夫してやっとこんな台所になりました。

さて。下の写真は我が家のサロンです。カーテンの洗濯までまだ手が回らないし、重厚なカーテンはわたしの趣味ではないので、こうやって結んで隅っこに追いやっています。夜も、レースのカーテンだけを閉めています。
いつもは、朝起きてレースのカーテンを開けるとそれらもくるっと結ぶのですが・・・。
今日は、恐ろしいものに対面したので、そのままにしていました。

このサロンも、手前のソファに湧いた虫退治を終え、やっと落ち着いたように思いましたが、窓枠の下のエアコン室内機と室外機を結ぶ線が数本通る穴が壁に空いていてすき間があるのが気になっていました。変なモノが外から入ってきたらイヤですもん。
でも、まだすき間は空いたままの状態です。
さて、今朝、ここのレースのカーテンをさーっと開けた途端、ボトン、ジョロジョロジョロ~、っと黒いものがわたしの視界をかすめました。
ッギャャアア!!わたしの大大大の大っ嫌いなゴのつく虫でした。フランス語でカファと言うので、カファと呼ぶことにします。もう怯んではだめだ、とバイゴン(写真中に緑のボトルの殺虫剤が確認できるでしょうか。)を取って来て敵に振りかけようと戻ってみたらいない!!ちなみにと室内機をゴン、と足で蹴るとジョロジョロジョロ~!もう死に物狂いでバイゴンスプレーのおみまいだあー!
息絶えたのを確認して、わたしは寝室でメイドのフロランスおばさんの来るのをひたすら待ちました。
9:15過ぎ、彼女は堂々の重役出勤!
フロランスー、黒くって大きなカファが出たあ、死んでるから捨ててください。まだカーテンにカファがいるように思うから、解いてカーテンを確かめてください。
ハハハー、日本にはいないの?(いるけど・・)バイゴンをカーテンの上からスプレーしてみましょ。もしカファがいたらボトンボトン落ちてくるからね。(へえ、同じ擬態語使うんだ。)シュー!!ほーらカファはいないってことだよ。
よかった、追加はありませんでした。


しかし、会社の宿舎の方は、キンシャサには小さいカファしかいないよって、それに日本のみたいに逃げ足が速くないしって言ってたのに。同じアパートに住む日本のおじさん達も、ここのはのろいから殺しやすいし、恐い虫だって思わないで「タロウが出た」って僕らみたいに呼んでごらん、って。
確かに初期のころ台所で出くわしていたカファは小さくて薄茶色でのろかったから、まだ悲鳴も「きゃ!」で済んだ。でも今朝のは、本当に「んっぎゃあああー!!」だった。
ああ、カファなんてへっちゃらだい、っていう強靭な心境にならないかなあ。ヤモリは結構平気なんだけどなあ。
しばらくは、朝のカーテン開けは夫に頼もう、っと。
老後はカファのいない国に住みたいな。

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