2016年11月18日金曜日

キンシャサ便りふたたび11 ベルギー杯ゴルフコンペに夫婦で参加


ベルギー杯”MBOTE BELGIQUE” 参加賞のポロシャツ ベルギー国旗を胸に、両袖にはスポンサー名が入っている

11月12日未明からキンシャサは土砂降りの雨が降り始め、午前中もしばらく雨は降り続いた。
キンシャサはただいま、雨季真っ最中だから仕方がない。

その日は、毎年恒例の、キンシャサ在住のゴルフ愛好者たちが楽しみにするベルギー杯ゴルフコンペ、”MBOTE BELGIQUE”(”こんにちは ベルギー”)の開催日だった。
毎年、たくさんのスポンサー(今年は7社)が名を連ね、11月に旬を迎えるベルギー名物のムール貝料理を囲んで行われる夜の表彰式パーティーがまた楽しい、キンシャサゴルフクラブの一大イベントなのだ。
ベルギーから、スポンサーのブリュッセル・エアラインで空輸される新鮮なムール貝料理が食べられるというのもあって、多数の参加者が集まる。

朝7時開始で、午後2時まで10分毎に3人一組で参加者120人がぎっしり組まれたコンペだった。
この雨では開催はどうなるか心配された。
新鮮なムール貝の料理が待っているのだから、延期はないものと思われた。

ゴルフクラブから2回の案内メイルが届き、結局、1時間遅れでスタート。
ハンデの少ない上級者から順に雨の中をプレイが始まる。
わたしたち夫婦は、もともと午後からの出発だったので、ほとんど雨の影響は受けなくて済んだ。
辞退者もいたので、わたしは違うグループに入って、予定よりちょっと早めにスタートした。フランス人の若いとても楽しい親切な夫妻とのプレイで、しかも、キャディーも友人の顔なじみのキャディーが務めてくれて、ラッキーなスタートだった。
成績はステーブルフォー方式のポイント得点で、カテゴリー3の優勝はポイント38だった。
わたしはポイント27で、カテゴリー3の中で中ほどの成績で、ほっとする。

表彰式は、キンシャサの老舗ベルギー系のHOTEL MEMULINGで、夜7時からのアペリティフで始まる。このホテルはスポンサーのひとつだ。
いろんな出会いが持てるのも、コンペ参加の特典だ。
全参加者120名のうち、日本人はわずか5人というのは、ちょっと寂しい。
アペリティフが終わると、丸テーブルの大宴会室に移動し、お目当てのムール貝料理が振る舞われる。セロリが効いて美味しい。ベルギー式に、ムール貝中身を空のムール貝殻の二枚付きでピンセットのごとく摘まんで取り出して、マスタードを付けて食べる。鍋の蓋に殻が積まれていき、最後に残ったスープまでしっかりいただく。

ムール貝料理の入った鍋!

10人着席の丸テーブルが12テーブル!
和気あいあいと、いろんな会話があちこちで弾んでいる。
わたしのフランス語力でも楽しめてしまう。でも、もっと微に入り細に入り、いろんな説明ができたらなあと、こういう席に出ると思ってしまう。


成績発表 表彰式もユーモアたっぷりに進行するステージ

ステージに向かって最前列左のテーブルには、ベルギー大使夫妻が着席し、楽しまれていた。
カテゴリーごとの成績発表にはあまり関心がない、というのも、わたしたち夫婦は身のほど、実力をわきまえているから。
ブービー賞はなく、1位から3位、そしてドラコン賞、ニアピン賞の表彰だ。
同じグループだったマダムがドラコン賞をもらって、わたしまで誇らしい気分になる。
それぞれに立派な賞状が渡されていた。

そして、第二のお楽しみの”くじ引き”タイムが始まる。
金のボウルに、コンペ参加者全員のスコアカードが入れられて、ひとりのかわいい少年がくじ引き係としてステージに上って、スポンサー7社から提供された景品がくじに当たった人に渡されていく。
スポンサーからは、すでに、参加費30米ドルを支払ったときにたくさんの参加お土産をいただいていた。その上に、くじ引きで、ブリュッセル・エアラインのキンシャサ~ブリュッセル往復航空券とか、ホテル・メムリン宿泊券とか、スマートフォンとか、豪華景品が用意されている。
一瞬、シーンと静まり返ったとき、HIROKO~!、と呼ばれたときは本当にびっくり!!!
なんと、わたしは、くじで「iPod nano」をいただいてしまった。

ゴルフは、毎度のぱっとしない成績だったけど、楽しくプレイができ、いろいろな人たちと出会えて、美味しいパーティーに出席して、たくさんのキンシャサの企業のお土産とiPod nanoまで(!)手にして、更けゆくキンシャサの夜の中を帰宅の途に着いたのだった。

わたしは前回の滞在のときにも一度、ベルギー杯コンペに参加している。
その時は、ベルギー大使公邸の庭での着席パーティーだった。
今回は、公邸の改装工事?のためにホテルでの開催になったのだそうだ。
来年は新しくなった公邸で、と大使はスピーチで話されたという。

話は逸れるが。
キンシャサのメインストリートの6月30日通り沿いのゴルフ場近くにモダンで大きな建物が建設中だ。ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)三国の大使館の建物だと聞く。なんでまた、こんな大きな建物を、と思ってしまうくらい大きい。旧宗主国ベルギーの国威象徴のためかとか、ヨコシマな見方をするのはわたしだけかな。

で、今回のわたしのベルギー杯コンペの参加は2回目だった。
多分、キンシャサでの最後のベルギー杯、”MBOTE BELGIQUE”。

またひとつ、キンシャサでの良い思い出をありがとう!!!

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