それは、モリンガというマメ科の木の葉っぱを乾燥して粉末にしたもの。
キンシャサで、わたしたちは、ドイツの神父様にお願いして分けていただいていた。
帰国日が決まって、神父様にお願いして、ミルク缶1缶分ほどのモリンガ粉を用意していただき、持ち帰ってきたのだった。
毎朝、モリンガ粉末茶さじ1杯を口にパクッと含んで、お茶と飲んでいる。
いつかのブログにも書いたけど、モリンガのことを教えていただいたのは、コンゴ滞在の長い中村寛子シスターだった。
コンゴのどこの教会でもモリンガの木を植えていて、モリンガの葉を乾燥させて粉にして、食事にふりかけて摂取しているのだとのことだった。
そして、今年の初めに国道1号線東部旅行で宿泊したドイツの修道院の食卓でモリンガの葉の粉を発見し、以来、神父様の計らいでわたしたちはこのモリンガの葉の粉を分けていただいていた。
モリンガ!モリモリ!
クロレラてんこ盛り!
そんな心持ちで元気をもらうようなモリンガの葉の粉だ。
ちょっと、粒は粗いけど、葉っぱの粉そのまんま!というところとか、日本のお抹茶に似てる、かも。
マメ科の木の葉っぱ、モリンガを乾燥させて粉末にしたもの |
さて、今朝のこと。(というか、もたもたしていたら、話題はすでに昨日のことになった。)
東京に戻ってきて、すっかりNHK愛聴者になったわたしは、”花子とアン”の後に始まる”朝イチ”で”緑色の粉”の偉力の特集を観た。
緑の粉!!!、だって。
こんもり盛られた緑色の粉の画面がズームされると、なんと、上の写真のモリンガ粉にそっくりだった。
でも。
そのテレビの緑色の粉は、なんとミドリムシの粉だったのだ。
ミドリムシ。
驚くことなかれ。昆虫ではなく、藻の仲間なのだそうだ。
体長、0.02~0.5cm
そのミドリムシを乾燥させて粉末にする。
”ユーグレナ”( Euglena )とも言い、それが商品名になっているようだ。
3.5グラムの粉には、5億匹のミドリムシが入っているのだそうだ。
また、ミドリムシは、動物と植物の両方の性質を持ち(葉緑素で光合成を行う。)、ビタミン14種、ミネラル9種、アミノ酸18種が含有され、栄養的にもすばらしいことが実証されている。
さらに、パラロミンという物質(スポンジのような穴の空いた構造をしていて)が腸の不要物をその穴に吸収する性質を持ち、快便を促すのだとも言う。
ミドリムシには、栄養豊富な食品としてばかりでなく、プラスティックの原料やバスの燃料としての使用も実用化されていて、現在とても注目されている生物なのだそうだ。
とうことで、コンゴのミドリの粉、モリンガ。
日本のミドリの粉、ユーグレナ。
マメ科の葉っぱを乾燥させて粉にしたモリンガ。
藻の仲間のミドリムシを乾燥させて粉にしたユーグレナ。
どちらも補助食品として、有益なものだと思う。
共通点がいろいろありそうな二つのミドリの粉の話題だった。
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