2014年3月11日火曜日

2014年3月11日 キンシャサで

今日は3月11日。
日本時間では、すでに2014年3月11日がそれぞれの想いの中で終わったことだろう。

日本の北部の太平洋岸に大地震が発生し、津波が押し寄せ、想像もできないほどの大災害が起こって3年が過ぎていった。
キンシャサでも、朝のニュースから繰り返し、東日本大震災の追悼記念式典の模様が伝えられてた。


先月、我が家のベランダで花開く


こちらは、今日、午後になって雨が降り始めた。
買い物や友人との約束で午前中から外出し、雨が降り始める前に雑用を済ませ、帰りにゴンベ郵便局の私書箱に寄った。
そして、我が家の私書箱を開けて4通の手紙を見つけた。

アフリカ友の会から、父から、今頃やっと届いたフランスの娘一家からの季節はずれの年賀状。
そして、なんとNHKテレビの「今夜も生でさだまさし」からの大きなサイズの封書が入っていた!


NHK総合テレビ”今夜も生でさだまさし”から届いた封書


1月末の番組でさださんがわたしの葉書きを読んでくれたちょうどその時、フランスの娘のところでパソコンに向かっていたわたしは、リアルタイムで、東京の友人から「さださんの生番組で、あなたの葉書きが今読まれているよー!!」というメッセージを受け取ったのだった。

あの興奮して有頂天になった日からもう1ヵ月半が過ぎた。

生さだ番組からの封筒の消印が1月29日になっているから、はるばる日本からキンシャサへ1ヵ月半近くもかかってやってきた封書だ。
わたしは、さださんへ送った葉書きにコンゴの住所と東京の自宅の住所と、2つの住所を書いたのだった。万が一、万が一読まれて、記念葉書きセットをいただくことになっても、コンゴまで郵送してもらうのは忍びない、と思ってのことだった。
それなのに、生さだ番組スタッフはわざわざコンゴの住所で送付くださったのだった。






番組内で、さださんの背後に置かれたホワイトボードにマジックで描かれているなんとか画伯(名前が出てこない!ごめんなさい!)の絵の葉書き10枚セットに、昨年3月31日に放送された、東日本大震災支援スペシャル番組、「いつでも夢を! 朝まで生で音楽会」に出演したゲストの皆さんがメッセージを寄せた大型ボードの大判葉書きも入っていた。
封書には、「折曲厳禁」と赤字で注意書きがあったが、ここはアフリカ。
漢字の国ではないから、残念ながらしっかり折り曲げられて届いた。

それにしても、うれしかったなあ。

キンシャサで何度観ているか知れない、「いつでも夢を!朝まで音楽会」のDVD。
♪いつでも夢を♪の歌も良い歌だなあとしみじみ思う。
早速、リビングに「いつでも夢を!」の寄せ書き大判葉書きを飾った。

昨年もずっと、生さだ番組の中で、さださんが支援コンサートの企画を告知し、災害に遭った方たちに心を寄せていこうと呼びかけ続けていた。

そんなさださんの番組の葉書き採用記念品が入った封書がはるばる1ヵ月半かかって、3月11日にわたしの元に届いたのだ。

帰宅して開封し、震災支援番組のゲストたちの寄せ書きを眺めながら、キンシャサにちょうど震災三年目の同日に届いたことにちょっと感慨深いものを感じていた。


これから日本はどういう道を進んでいくのだろう。
わたしは、地震国日本に原子力発電は向かないと思う。
きっと、日本人の知恵と技術と想いで、日本の風土に適した発電スタイルが開発されることと信じる。
街が復興していっても、震災被災者の心に受けた傷は簡単には癒えないことは想像に難くない。
いつまでも、被災者たちの想いに心を寄せていこう、かれらを見つづけていこう、と改めて思うのだった。

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