2013年8月30日金曜日

8月17日 日帰りのコンゴ河ボートトリップ

8月も最後になった。
乾季のキンシャサもそろそろ終わりかなあと、しっとりし始めた空気にそう感じ始めたこのごろ。

27日の朝起きてすぐ、突然の雨の音に驚く。
その前日にも、お湿り程度の雨が夜中に降ったとも聞くが、5月19日夜以来の雨だった。


さて、乾季の間だけ楽しめるボートの旅がある。

乾季の間だけコンゴ河に出現する中洲


コンゴ河に現れる中洲にボートで渡って、日がな一日、海辺のような島でゆっくり過ごすのだ。

乾季の間、コンゴ河に現れる島?でキャンプ


8月17日、今年も友人から誘われてコンゴ河をボートで行く旅を楽しんだ。
海みたいなコンゴ河に浮かぶ砂地の島で、海辺に繰り出したようにたっぷりと開放感を味わえた一日だった。
この浜、歩くとキュッキュッと音がするのだ。
小さな犬が歩くときですら、キュッキュッ!
昨年は気付かなかったことだ。

こんな植物も群生していた。

砂地に根を張る植物
砂地に咲く浜顔


今年はバーベキューは希望者だけ。皆がお弁当や飲み物,スナックを持ち寄っての昼食だった。
大きなクーラーボックス持参で、氷まで用意している友人もいた。

昼食のあとは、砂地に寝そべって日焼けする人、スポーツを楽しむ人,凧揚げを楽しむ子どもたちもいた。凧揚げは電線がないから格好のべストスペースだ。

わたしは初めてペタングに挑戦。
砂地だしとてもおもしろい。
老後はペタングで楽しもう!、と心に決めたりして。

バレーボールをしているとどこからともなくピローグ(1本の丸木をくり抜いて作った舟)に乗って現地の子どもたちが集まってきた。そして、自然にバレーボールの輪に中に入り、皆で遊び始めていた。
ベルギー人の友人の夫はごく自然に彼らを受け入れ、多分初めてやったバレーボールが気に入ったのか、ずっとボールを追いかけ、楽しんでいた。アフリカの子どもたちの身体能力には目を見張る。

バレーボールが一段落したところで、ひとりの現地人の男の子が砂地に放置されたペタングを見つけて、触り始めた。持ち主のアメリカ人の男性が英語で何か言ったようだった。男の子は、嬉しそうな表情をして手振りで「ぼくと遊べる?」と訊いた。そのとき、アメリカ人男性は男の子に向かって、厳しい顔つきで、あっちに行け、というジェスチャーをしたのだった。
男の子の表情はなんとも言えず寂しそうだった。
アフリカの子どもに警戒心を持たざるを得ないのも分かる。
でも、バレーボールの輪の中に自然にかれらを受け入れた友人の夫の寛大さ。
そのふたりの対処のしかたが対照的だった。
いつか、アフリカの国の人々が対等に付き合うことのできる日が来ることを願った出来事だった。


皆、それぞれがくつろいで、のんびりと開放感に浸っていた。
キンシャサのごみごみした世界から逃れ出して、ほっとした表情をしていた。

また、来年。
乾季のころ。
はたしてその頃キンシャサにいるかどうか、わからないけれど。

今年も、気のあった仲間と来れてよかった。
誘ってくれてありがとう,キティーさん。


中洲からボートに移るとき、コンゴ河に浸かって!

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