2017年4月15日土曜日

キンシャサ便りふたたび29 きのこと蝶々

またまた、ゴルフ場の話題で恐縮だが、どうしてもわたしのキンシャサの思い出として忘れないうちに書き留めておきたくて。


今週木曜日、4月13日。
しょうこさんとシルビーさんの三人での早朝ゴルフのときに、今日はやけに白蝶が飛んでるねえ、という話になった。蝶々のふ化がどこかで大量に発生したのかしら、と。
ここはアフリカ、常夏の国。
4月だったら、日本は春だから、蝶々がひらひら~なんてこともある季節だが。
しょうこさんの家の庭にも今朝、たくさんの蝶々が飛んでいたという。
はて?今まで、キンシャサの4月で蝶々が大量に飛んでいた、なんて記憶はないのだけど。

本来なら雨季真っ只中のキンシャサだが、今年は本当に雨が少ない。
我が家のボーイもフランス語のコンゴ人の先生も、だんだん、気候が変わってきていると言う。
昨年も雨が少なかったのだそうだ。
広大な熱帯雨林(コンゴ一帯は世界三大熱帯雨林のひとつだ。)の木が伐採され続けて植林がなされていないから森林破壊が進み、それが気候変更の原因になっているのだ、とかれらは主張する。
ドキリ!イロコの木を日本に持ち出したわたしは胸が痛んだ。

それで、4月の半ばに蝶々が大量発生したのかはしらないが、木曜日はやたらに白い蝶がキンシャサを飛び回っていたようだ。




で、その日。
ゴルフ場から車で10分少々の我が家に到着して、ふっとリビングの窓を見ると。
なんと、白蝶が一羽、とまっていた!
わたしが乗った車にくっついてきたのかな。
いやいや、やっぱり、この日、キンシャサで白い蝶が大量ふ化したのだろう。


それから、もう一つ、ゴルフ場でこんなものが目に留まった。



大きさのほどは、ゴルフボールより2回りほど小さいくらいかな。
でも、草むらでドデン!と存在感があって、「でかいきのこだー!」と思わず声を上げてしまったほど目についた。
フェアウェイからほんのちょっと入ったラフにニョキっと顔を出した白いきのこ。
だれにも触られずによくぞここまで大きく成長したものだ。
食べられたら美味しそ~!とは、連れの感想。
わたしは、このきのこを見つけて、”あるもの”を思い出していた。
赤羽の我が家に置いてきた、これだ!




2013年5月17,18,19日の三日間、開催されたキンシャサ オープンゴルフのときに当時の日本大使からいただいたものだ。
ゴルフの腕の素晴らしい大使はシニア部門で優勝されて、コンゴ人木工作家のオーギーさん制作の木製トロフィーを手にされた。
また、入賞者にはやはりオーギーさん作のティーアップゴルフボールの木製の賞品も手渡されたのだが、その両方を受賞した大使が、わたしにはこの優勝トロフィーで十分だから、3日間頑張ったマダムにがんばり賞で、このゴルフボールトロフィーをプレゼントしよう、とわたしにくださった思い出のものなのだった。わたしの成績はビリから数番目だったのに。
あのときの感動を今もしっかり昨日のことのように思い出す。

というわけで、わたしは、ニョキっと、ドデンと生えた立派なきのこと、この思い出のトロフィーを重ね合わせていたのだった。

また、ひとつ、キンシャサの思い出をブログに残せてよかった、よかった。

今年こそ、しょうこさんとキンシャサ オープンゴルフに参加できる、と楽しみにしていたら、突然、かのじょはご主人の転勤で来週、キンシャサを出てしまうことに。本当に寂しい。

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