2017年1月23日月曜日

キンシャサ便りふたたび16 プルマンホテルでの朝食



キンシャサでもコンゴ河近くの一等地に建つ、”プルマン ホテル”。
正式には、”Pullman Kinshasa Grand Hotel”というらしい。

1971年から2000年までInterContinental Hotelとして開業していたGrand Hotel。
国営になってから、良い評判は聞かれず、ちょっと寂れた風貌のホテルだ。
そのすぐ横に、廃墟のように残る建物が、わたしたちがキンシャサに来た当初からあった。
グランドホテルという一応キンシャサでは1,2番の地位のホテルのすぐ横に壊れた建物の存在は異様だった。
その建物を改築してホテルにするという噂が立ったのが2014年だかにキンシャサで開催された「フランス語圏国際会議」の数か月前だった。そこからさらに奥まったところにも高層の廃墟ビルが1棟そびえ立ち(聞くところによると、そのビルは中国の援助で建設された政府の省庁のビルだったらしい。)、そこもホテルに改築されるという噂が立った。
結局、フランス語圏会議開催までにホテル開業までたどり着いたのは、後述の高層廃墟ビルだけで、「Fleuve Congo」という名で、会議直前に高級ホテルが誕生した。
日本語で、”ホテル コンゴ河”。

さて、グランドホテル横の廃墟ビルはのらりくらりと建設は進まなかった。
ところが、2016年9月にキンシャサに戻ってみると、”プルマンホテル”として立派に開業されていた!
そして、プルマンホテルの売り込みを賭けて(!)、キンシャサゴルフクラブでプルマンホテル主催のコンペが企画された。
それが、昨年11月。
コンペ後の表彰式はプルマンホテル最上階のパーティ会場だった。
コンゴ河にかかる大きな橋(キンシャサまでは伸びずに、向こう側のコンゴ共和国内にみに架かる橋)のイルミネーションも美しく、キンシャサ、ブラザビルの夜景を一望できる大広間だった。
そこで、ホテル宿泊券などの副賞つきの表彰式が和やかにアペリティフをいただきながら行われたのだった。
そして、コンペ表彰式のあとの参加者だけの福引で、なんとまたまたわたしは、プルマンホテル朝食ペア券を獲得!


12月はごたごた続きで時間が取れず、年明けて1月12日にキンシャサに戻り、連休二日目の15日の朝、二人で、プルマンホテルまで朝食に出かけて行ったのだった。

ロビーを抜けて、バーの横を通って、外に出てひんやりした、でも湿気たっぷりの外気を感じながらのベランダでの朝食だった。(冒頭の写真)

パンの種類も豊富、ちょっとしたランチのような重いメニューもある。ライスも見かけた。飲み物もたっぷり。トロピカルフルーツもふんだんに用意されている。
一段下がったところにあるプールを眺めながら、植木に集まる小鳥たちのさえずりを聴きながらゆっくりゆっくり時間が過ぎていく。
キンシャサにいることを忘れてしまう。
ビジネスマン風の独りで朝食を取るムッシュたちもいれば、パソコンを持ち込んで何やら楽し気に朝食を取る白人女子高生3人組もいれば、ちょっと遅れて年配のカップルたちも入ってくる。
それぞれに、日曜日の朝食を楽しみにやってきたのだろう。

寝ぼけ顔?のわたしたち

2時間はゆっくりして、最後に美味しいコーヒーでしめくくって、満足でしたー!
普通に支払うと30から35米ドルだとか。
コンゴ河ホテル?だと、もっと取られるわよ、とも。

たまに、ゴルフをしない休日の朝をホテルのバイキング朝食で楽しむのもキンシャサライフには気分転換にいいかもと思う。

プルマンホテルのロビー、フロントは、わたしがIrokoの木でサイドテーブル製作をお願いしたFernandaさんプロデュースなのだそうだ。

木製置物と熱帯植物のコンビネーションがオシャレ!

この写真の左側に通路があっていくつかのブティックが並び、そして、グランドホテルと繋がっていた。
だって、その名も、”Pullman Kinshasa Grand Hotel”ですものね。



観光立国には程遠いコンゴ民主共和国、キンシャサで、ホテルビジネスを成り立たせていくには、キンシャサ在住の外国人を味方につけることがとても重要なことだと感じる。
11月のベルギー大使杯ゴルフコンペでは、メムリンホテルが前面に立って、パーティー会場として場所を提供していた。

~ということで、わたしからもプルマンホテルのコマーシャルを。(朝食券分で!)

キンシャサのホテルのサイトで発見した5つ星ホテル3つのランキング?
 ・ Kempinski Hotel Fleuve Congo
 ・ Pullman Kinshasa Grand Hotel
 ・ Hotel Memling

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