2016年10月4日火曜日

キンシャサ便りふたたび4 Gombe郵便局私書箱

♪ ごんべさんのあかちゃんが かぜひいた
   ごんべさんのあかちゃんが かぜひいた
    ごんべさんのあかちゃんが かぜひいた
     そして あわてて しっぷした ♪

この曲をよく口ずさんで、手紙が届いてるといいなと思いながら、ゴンべ郵便局に車で向かっていたことを思い出す。
ゴンべ郵便局行きは、キンシャサでの一つのレクリエーションみたいなものだった。

あの頃のゴンべ郵便局は埃をかぶって薄汚れていた。
そんな、うらさびれて、扉さえ取れてるところもある私書箱に、手紙なんて届くとは思えなかった。
それでも。
ここを紹介してくれたキンシャサ在住歴の長い日本のシスターがここの私書箱には絶対届くから!、と太鼓判を押してくれた。キンシャサからは郵便物の発送は不可能だけどね、と付け加えて。
シスターは、以前、人手が足りないからとボランティアでゴンべ郵便局の郵便物整理を手伝われていたことがあるとのことで、局長さんまで紹介してくださり、めでたくゴンべ郵便局の私書箱3118号を借り受けたのだった。
もちろん、年間使用料を支払ったし、しっかりした領収書も発行してくれた。
以前の年間使用料は、100米ドルくらいだっただろうか。
鍵はこちらで用意した。

今回は。
夫の話では、年間使用料は数十米ドル。鍵は郵便局から手渡されたそうだ。
以前よりサービスが改善されたようだ。
前回の私書箱使用料は、ちょっと多めに払わされていたのかもしれない。公務員の給料遅延などの事情もあって、わたしたちが払う使用料金がそのまま局員たちの給料になっていたとも聞く。

2012年頃の ゴンべ郵便局私書箱

これが当時のゴンべ郵便局私書箱の並ぶコーナーだ。
そして、先週、ようやく1週間のキンシャサJICA関係者の自宅待機措置が解除されて、2年ちょっとぶりで訪ねると・・・。

改装されたゴンべ郵便局私書箱コーナー 2016.9.28.

 じゃーん!!!
ズームしてみると。


全ての扉が付いていたゴンべ郵便局私書箱 2016.9.28.
 先にキンシャサいりしていた夫が、また同じ私書箱の番号を借りられたよ、とうれしい知らせを受けていた。
なつかしの私書箱3118号!!!

そして、鍵で開けてみると、なんと!、手紙を一通発見!!!

新しくなった私書箱3118号に手紙発見!

今月で93歳になった北九州にひとりで元気に暮らす我が父からの封書だった。
実家から歩いて10分ほどのところにある、三ヶ森郵便局で投函したのは、9月12日。
そして、封筒の裏に、しっかりと、”2016年9月22日 キンシャサ郵便局受け取り”と押印されている。


父からの手紙の封筒裏に押印された受領スタンプ


日本の九州から10日かかってはるばるアフリカ大陸南緯4度のキンシャサまでたどりついた手紙。
頬ずりせんばかりに、愛おしかった。
ゴンべ郵便局私書箱を信じなさい、と教えてくださった中村寛子シスターのお蔭で、今回もこうやって手紙を待つ楽しみをいただける。
ありがとうございます。

余談だけど。
日本からキンシャサまで、切手は130円なり~。
さて、同日にこのゴンべ郵便局から発送した(なんと!、今回、キンシャサから郵便物が送られるようになっていた!!)郵便料金事情などは、また次回に。

5 件のコメント:

  1. こんにちは!
    私は日本に住んでいるなおと申します。
    コンゴでヨウムで調べていたら辿り着きました^_^
    大変かもしれませんがな素敵なところで生活されていてうらやましいです!
    私は今インコを沢山飼っていてヨウムもいます。
    ポンちゃんはいまも元気ですか?
    日本には売っていない本場アブラヤシがあげられてうらやましいなぁと思っています^_^

    返信削除
  2. なおさん、うれしいコメントをありがとうございます。
    あれ?先ほどお返事を書いたはずが、どこへやら。はて?もう一度書きます。

    我が家のぽんは私たちが日本に帰国するときに友人の日本人夫婦の元に引き取られて幸せに暮らしていました。先月、わたしがこちらへ来て、ぽんに会いに行ったとき、私を見た瞬間、ぷう~っと羽を膨らませて喜んでくれている!と確信しました。でも、そのあと、がああがああと泣き叫び、なんだかわたしをとがめているような、または、あなたは誰なの?と言っているような、複雑な思いになり、涙が出ました。思えば、ぽんが我が家にやってきたとき、まだ小ぶりで、狭い竹筒に入れられて来ました。大きな鳥かごを用意してベランダに置いていましたが、かごの中に手袋をした手を入れると異様に怯えて泣き叫んでいました。捕獲された時にものすごい恐怖心を覚えたのではというほどのものでした。ただ、わたしがリコーダーを演奏しているときだけ、穏やかに目をトロンとさせていました。なつかしいぽんとの思い出です。
    今回、友人夫婦が離任することになり、我が家の以前の運転手(今もしっかり繋がっています!)がぽんを引き取ってくれることになりました。かれの一家は、わたしたちが休暇の時にいつもぽんのお世話を引き受けてくれて、ぽんをいつでも引き取るよと言ってくれていたとても温厚な人柄なので、わたしたちも安心してかれに任せられます。
    そういうことではぽんは幸せだなあと思いますが、ああ、もっともっと愛情をかけてやればよかったと反省することばかり。
    キンシャサには、大好物のアブラヤシも落花生殻付きも豊富にあります。
    なおさんはインコ、ヨウムをどういったルートで入手されたのですか。また、室内で飼われているのですか。現在、ヨウムは国外持ち出し禁止なのですよね。
    我が家のキンシャサの私書箱によろしかったらお便りください!では。
    ありがとうございました。

    返信削除
  3. このコメントは投稿者によって削除されました。

    返信削除
  4. なおさん、キンシャサの中心部に緑と池がいっぱいのゴルフ場があります。そこには、たくさんの、本当にたくさんの鳥たちがいて、鳥の姿にも、かわいいリズミカルな歌声にも心和まされてわたしの大好きな空間です。ゴルフに出かけるときはビニル袋持参で行くのですが、たくさんのお土産でいっぱいになります。アボカド、木の実、花、葉っぱ、さや入りの種、鳥のきれいな羽、~自然の贈り物です。
    もちろん!ヨウムもいっぱい飛んでいますよ!
    ぽんを飼っていた時、自宅リビングに入れていたらしんみりしてピーとも言わなくなりました。それでまたベランダに出したのですが、夜に布地を籠にかけてテントみたいにして、夜明け前には仲間たちと交信を楽しみたいのか、早く布を外してくれと言わんばかりに布を引っ張っていました。布地を外すと、本当に夜明け前から仲間たちとのさえずり交歓がはじまり楽しそうにしていました。ああ、やっぱり、ぽんは外がいいんだなと思ったのでした。ぽんが引き取られていった友人の家はコンゴ川のそばにベランダがあり、やはり夜明け前から仲間との交信を楽しんでいたようです。
    ぽんのことは以前のメイルにも書いています。写真も載せています。
    わたしたちがゴルフにうつつを抜かして、あやうく熱中症死になりそうになったり。たしか、ぽんが、夫の事務所のコンゴ人に連れてこられたときに入れられてきた細い竹筒も載せたと記憶しています。2012年の何月だったかな。
    すみません。なおさんのブログアドレスが見あたりません。なんという名前のブログですか。関東にお住まいなら、訪ねていけるのですが。わたしは赤羽住民です。
    わたしは、ぽんに噛まれて以来怖くて、ぽんを撫でてやることもできない愛情薄い母でした。今でも、ぽんちゃんごめんよ、と思っています。
    ヨウムは寿命が長い鳥だと言われています。
    前回の滞在で、年配のドイツ人女性がキンシャサにいました。彼女の家に賢いヨウムがいて、かのじょの母親の代から飼っていて50数年生きていると言っていました。ドイツの行進曲をかのじょが歌うと、止まり木の上で元気よく足踏みする姿がかわいかった。わたしもと思って、いつもいつも♪365歩のマーチ♪を手拍子と共に歌っていましたが、無芸を通しました。
    ただ、わたしが演奏するリコーダーの「ふるさと」や「カナリヤの歌」や「みかんの花咲く丘」にはうっとり、幸せそうに半分、目を閉じて聞き入っていました。スキンシップができなかったことが心残りです。
    ランドという我が家の元運転手の家族の元で幸せに過ごしてほしいです。

    返信削除
  5. hiroさん
    おはようございます(^∇^)
    またまた長い返信ありがとうございます!
    また確認してみたら確実に投稿されたと思う記事が載っていないようなのですが、hiroさんには届いていたのかな(^∇^)
    それなら良かったです!

    自然がたくさんで素晴らしいところですね!

    ポンちゃんの竹筒と熱中症になりかけた記事は以前拝見させていただきましたー。
    2013年の記事で、ポンちゃんごお家にきて9ヶ月がたったという記事も拝見させていただきました^_^
    いまどんな感じで成長したのかなぁと。
    でもインコちゃんの成長は見た目そんなに変わらないですよね!
    でもお知り合いでヨウムちゃんを50年以上飼っている方がいるんですね!
    どんなものを食べてどんな生活をさせてあげているのかぜひ教えて欲しいです(о´∀`о)
    ポンちゃんは恥ずかしがり屋さんだったんですね!
    でもきっとhiroさんの見えないところでは真似していたかもしれませんね!
    そして今もリコーダーに音を口ずさんでいるかも(*^o^*)

    hiroさんは今日本にいらっしゃるんですか?
    わたしは金町よりの千葉に住んでいます^_^

    ブログのアドレスこちらに載せてみますね^_^
    http://s.ameblo.jp/naonao0323/entry-12213372255.html
    アメブロの
    幸せインコlife
    という名前でやってます^ ^

    返信削除