2016年10月17日月曜日

キンシャサ便りふたたび7 キンシャサから発送の葉書が届いた!

9月28日正午過ぎ、わたしはキンシャサのゴンべ郵便局から3枚の葉書を投函した。
1枚はフランスへ、2枚は日本へ。


キンシャサ ゴンべ郵便局 2016年9月撮影


そして、10月13日、14日。
東京の青猫書房オーナーの岩瀬さん、わたしの息子、フランス、シャンベリーに住む娘から、ぞくぞくとキンシャサからの葉書が届いたとメイルを受信。
半月かかって、無事に届いたんだ!
東京へも、シャンベリーへもほぼ同時期に届いている。

ちなみに、夫が7月にキンシャサから郵送した封書は3週間以上かかって届いた。
局員たちは発送の要領を少しずつ覚えてきたのかな。

半月前。
新しくなったゴンべ郵便局のカウンターでのやり取りを思い出す。


ゴンべ郵便局の受付カウンター


局員が、誇らしげに郵便料金のカラーパンフレット(!)を見せてくれる。

” 日本へ 葉書 7米ドル ”
” フランスへ 葉書 6米ドル ”

さて郵便切手を出そうという段になって、切手の入った引き出しの鍵を持った係員が不在だと言い始めた。郵便切手だって、お金だもの。施錠して大切に保管されているんだな。
でも、こちらもやっと外出が許されて郵便局まで来られた身。
わたしだって、後に引けません!
係員を探してきて!

やっとのことで、係員が登場し、郵便切手を持ってきてくれた。
以前、夫が、モノは試し、と、ゴンべ郵便局から赤羽のわが家に封書を郵送してきたことがあった。ちゃんと(3週間以上かかって)届いて、切手が何枚か重ね貼りされていたが、今回の切手も、その封書に貼られたコンゴ人女性(?)の図柄と同じ切手だった。
どうも、その切手1種類しかないらしい。
郵便切手1枚が、”470CF”。
470コンゴフラン・・・。
切手の価格表示は現地通貨で、カラーパンフレットの郵便料金表示は米ドル表示。

またまたややこしいことになったぞ。
郵便局員の二人の女性が額を寄せ合って暗算(?!)をし始めた。
ちんぷんかんの表情で困惑しきっている。
夫が、助け舟を出した。
日本へは7米ドルだから・・・ 1100コンゴフラン/米ドル×7÷470コンゴフラン/1切手=16枚。
フランスへ6米ドルで・・・ 1100コンゴフラン/米ドル×6÷470コンゴフラン/1切手= 14枚。

ということで日本への葉書には、16枚もの切手が、フランスへの葉書には14枚もの切手が貼られることになった。
わたしは夫から送られてきた封書の切手の貼り方を見て知っていたから、前もって葉書の上部3.5cm幅で空けておいた(切手は縦3.5cm×横4.5cm)。
でも、いくら重ね貼りしてもその空間には貼れそうにない。
結局、表の写真面にも切手を貼ってくださいと申し出た。
だって。
キンシャサにはまともな写真絵葉書が存在しないのだもの。数年前に唯一存在した、プリュス・ストアのカードコーナーの数種類の絵葉書がそっくりそのまま(!)埃をかぶって残っていた。
そんな、あまり魅力のない葉書を買って書いた便り。写真部分より、文面のほうが大切だ。

ってことで、写真部分にも貼っていいことを許可し、夫はもう帰ると言い出した。
こんな悠長な人たちに付き合っていられるか、と。
え!
だって、目の前でしっかり十数枚の切手をきっかり貼ってもらって、投函袋に入れたのを確認したほうがいいのでは。
夫には通用しない流儀だった。
何枚貼られたのか?本当に投函されるのか?
夫は、もうしっかり料金を払って、局員が切手を出してきたのだから、あとは天に任せればよいのだと。

そこで思い出した。
夫から届いたゴンべ郵便局からの封書に、そんな十数枚も切手が貼られていたっけ???
確かめると、470CF切手は5枚しか(!)貼られていなかった!!!


夫がキンシャサから発送した封書 5枚しか貼られていない切手

ま。
無事に届いたからね。
今回もしっかり届くかな。期待ワクワクだった。

ところで、米ドルと現地通貨のコンゴフランの二重通貨構造には買い物の度に混乱させられる。
郵便料金表示と切手料金表示と、どっちかに統一した方がよろしいのでは。

そして、14枚も16枚も郵便切手を貼ること自体、無理があると思うのだけどなあ。
もっと高価格の郵便切手を用意するとか。

本当にそんな十数枚も切手を貼るのかなあ???

実際、今回キンシャサからわたしが発送した葉書に貼られた切手の枚数を尋ねてみたら。
フランスの娘のところへは切手4枚、東京の息子のところへは切手7枚、青猫書房さんにはなんと切手が3枚しか貼られていなかったし、重ね貼りされた切手数枚のあとには空間が残されていた!
受け取り主の3人が証拠写真よろしく、メイルに添付して送ってくれた。




ゴンべ郵便局で切手を貼ってくれる局員マダムたち

局員マダムたちは、あーだこーだと言いながら切手を貼ってくれていると思ったのだけど・・・。

もう一つ。
あくまで、噂ではあるのだけど。
この郵便システムを援助したのは、アフリカ進出はなはだしい、お隣の大国さんとか~。

しかし、キンシャサからフランスへ6米ドル(約660円)、日本へは7米ドル(約770円)というのは高いなあ。郵便料金が世界一高い国かも。
(わたしの父から送られてきた封書には130円のスタンプ切手が貼られていた。)

ともあれ、切手の枚数不足もクリアして(?)、3枚ともキンシャサから発送して無事にフランスと日本に届いた、というのは、あっぱれ~!!!

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