2014年5月13日火曜日

やもりの赤ちゃんとベランダで

今朝は、起きたときからシトシトと雨が降っていた。
決してムッとする湿度は感じないが、あちこちから降ってくる鳥の鳴き声を聴いていると、小さい頃に訪れた動物園の熱帯植物園のドームの中の空気を思い出す。

どのコンゴ人も、「雨季は5月15日まで!」と言う。
これは名残の雨かも。

今朝、洗濯機を回そうとダイニング横のベランダに出ると、チビやもりがじーっと動かずに床にたたずんで(!)いるのを発見。
わたしの足音にも動じない。
目線をズームしてみると・・・。
なんとチビやもりの足先が欠けているではないか。
わー、わたしがベランダに出るときに(建て付けが悪くて)こじ開けた網戸ドアに挟まれたのかなあ。
ごめんねえ~。
なんだか、我が孫娘や我がヨウム(コンゴオウム)のポンのいじらしさとダブってくる。


今朝ベランダでご対面のチビやもり 体長5cm! 左前足が欠けている!!


やもりは、”守宮”とも、”家守”とも書いて、害虫を食べてくれるのだよと小さい頃から聞いているし、わたしの大大ダイッ嫌いなあの虫みたいに、台所まで侵入してこない礼儀正しさも備えているから、わたしは決してかれらに悪いイメージは持っていないし、また決して殺したりもしない。
むしろ、我が家を害虫から守ってね、とお願いするくらいだ。

やもりの尻尾は切れても切れても再生されると聞くが、足はどうなのだろう。
再生してくれるといいのだけど。

ちょっと手で突いてみた。
チビやもりは、びっくり仰天した様相でひっくり返りながら直径20cmの円内でぱたぱたするのみ。
3時間以上経つのに、まだベランダの同じ場所にたたずんでいる。
どうしちゃったんだろう。
足が1本でも欠けると平衡感覚とかもなくなるのかなあ。

じっと観ていると、出汁用いりこのようにも、おたまじゃくしのようにも見えてくる。


また、やもりは、英語でも仏語でも、 ”gecko” と綴り、発音は英語はゲコゥ、仏語ではジェコと読むらしい。
キンシャサの日本料理屋でお鮨も刺身もメニューにある「GEKKO'S」の商標は箸が添えられた皿の上にやもり”gecko”が載っている。
わ、やもりの足の指って4本なんだと、ベランダのチビやもりを確認しに行ってあらためて思う。

キンシャサの日本料理の店、”GEKKO'S”の商標


イギリス系ユダヤ人とかイギリス系アラブ人とか聞くオーナーマダムがもし、家を守る”家守”と、”月光”との掛詞みたいな意味合いでネーミングしたのだったら、大したものだ!!、と思うのだがいかがだろうね、マダムさん。


とか、なんとか、どうでもいいようなことを、雨降りの朝に考えたりして。
天国のようなケープタウン、ヨハネスブルグの旅から帰って、キンシャサで現実に戻され、連日の断水でゲンナリし、夫のダウンでまたまた心配し。
南アの旅のこともまとめたいし。

お!
外が明るくなってきたぞ。
今日も暑い午後になるぞ。
ファイト!!

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