今年の夏、オーストラリアに行ってしまった韓国人の友人から、ミキサーを譲ってもらった。
それから、我が家ではバナナ、自家製カスピ海ヨーグルト、りんごやマンゴ、あるいは南アフリカ産の果汁100%Ceresのグァバジュースなどをミキサーに放り込んで作るジュースを飲むようになった。
毎朝、と言いたいところだが、寝坊すると、バナナ入りヨーグルトになったりもする。
9月だったか、キンシャサからガーナに転勤して行った友人がfacebookに投稿した「モリンガ」についてのコメントがきっかけで、夫婦の間で俄然、「モリンガ」に脚光があたり始めたのだった。
それと前後して、キンシャサのスーパーストアで紅茶コーナーの隣に、モリンガのプラスティック瓶入り錠剤を見つけた。ところが、女性用、とか、男性用とかがあって、ちょっといかがわしい感じがして、見るだけに止めた。
以前に、アンゴラやコンゴ民主共和国に長く在住された日本人シスターから、モリンガの効用について聞いたことがあった。
モリンガという低木の葉を乾燥して粉にし、その粉をご飯に混ぜて食べると栄養満点だ。
無味無臭。
モリンガの葉を粉にしたものを市内の薬局で購入できる。
教会でもモリンガの木を植えていたりする。
地方のイタリア人経営の病院では、苗木を育てて、希望者にあげている。
そんな話だった。
夫に薬局に走ってもらった(帰国前だったもので!)が、薬局で見つけることはできなかった。
さらに、夫が事務所のコンゴ人スタッフに話すと、早速に葉と種を持ってきてくれた。
葉は見るからにマメ科の植物だと分かる丸っこい葉だ。
キンシャサの樹木は、ただでさえマメ科の樹木だらけだ。
事務所のコンゴ人運転手と、アカシア(ニセアカシア?)といったマメ科の植物の葉っぱと全く違わないのに、どうやって、モリンガの葉っぱだと断定できるんだろうね、などと話したのだった。
種は、長ひょろい、やっぱりマメ科の種だとわかる形状だ。
モリンガの葉 |
モリンガの木 (中央) |
わたしは、モリンガの葉全体(茎の下部の太目のところは除去して)を茹でてお浸しにして食べてみたが、茎が思った以上に硬くて美味しいとは思えなかった。
そこで、日本帰国休暇の前に、わたしは軽く茹でたモリンガを小分けにしてラップに包み、冷凍庫に保管しておいた。
そして、ここ1週間ほど、バナナヨーグルトジュースに、凍ったモリンガのラップ小分け1個分もミキサーに混ぜてジュースにして飲んでいるのだが、これが結構美味しい。
モリンガ・バナナ・ヨーグルトジュース! |
変な話、お通じも良好だ。
夫が勤務するキンシャサ事務所の日本人の技術員は、モリンガの葉を乾燥させて(多分その前に蒸す作業が入る?)、いぶして、緑茶にしたのだそうだが、このお茶がまた美味しいのだそうだ。
ところが、このお茶を飲み続けて3日目に事務所の全員がお腹を壊したと聞いた。
ふむ・・・。
葉の含有成分の何かが強すぎるのか。
あるいは、体が清掃された証拠なのかも!
わたしもぜひ試飲してみたい。
わたしは、モリンガの葉を軽く茹でたのだが、茹でることで殺菌できる、そして茎が幾分でも柔らかくなる、という理由なのだが、茹でることで何かの貴重な(或いは厄介な?)成分が流失した、とも考えられる。実際、茹で汁は濃い茶色をしていた。
何と驚いたことに、このモリンガ。
すでに日本で製品になって販売されているようなのだ。
すごい!脱帽!!
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