先月9月23日から今月1日までの9日間、新宿丸井1階のイベントスペースで、慶応藤沢湘南の長谷部葉子先生の研究会主催で、第1回の「コンゴ週間」が開かれた。
これは、キンシャサの外れで、シングルマザー自立を目指して運営される職業訓練学校の洋裁教室で技能を身に着けた女性たちが制作したエプロン、ブラウス、バッグやポーチ、クロスなどを商品として日本に持ち込み、販売し、彼女たちの現金収入を目指して、また学校運営の活動支援のために開催された商品ブースだった。
その職業訓練学校と、そしてまた学校に通うことの困難な児童たちのための初等教育の学校を運営するコンゴ人女性のママセシールが、今秋から医師として勤務が始まる息子さんを伴って私費で来日。連日、店内で接客をして交流し、また日本での商品展開事情の視察を兼ねた来日だった。本当に、ダイナミックな女性だ。
丸井で、”店”として企画展開することから、六百数十点を、長谷部葉子先生とママセシールの厳しい目で点検して商品管理をし、今夏、コンゴに滞在した慶応の学生たちなど関係者が日本まで運んできた商品だった。
もちろん、アフリカのカラフルで大胆な元気いっぱいのプリント地を使っての商品だ。
店内の飾りつけも慶応の学生たちのアイディアで制作された作品や、ティンガティンガのペンキ画のSHOGENさんの作品で色鮮やかなスペースが出現した。
SHOGENさんのペンキ壁画も2点、会場でライブで描かれ、多くの方が足を止めて見入っていた。
また、開催期間中、丸井屋上で、コンゴ出身の打楽器奏者が中心になって、アフリカンリズムを作り出すワークショップなどもあり、賑わっていた。
今回は、ママセシールの学校運営の日本での支援バザーの第1回目だった。
慶応藤沢湘南の長谷部葉子先生のゼミも、キンシャサで現地の子どものための学校運営と大学構内で開講される日本語クラスの活動が10年続いて、すばらしい架け橋を作ってきている。その活動を通して出会った、コンゴ女性、ママセシールの職業訓練学校と初等教育学校運営の活動。彼女の、その活動を、長谷部葉子先生とゼミ生が支援しようと東京で企画された、「コンゴ週間」だった。
本当にすばらしい企画だった。
来年もまた、ぜひ何らかの形で手伝いができたらと思う。
これからも、ずっとずっとこのような草の根のコンゴとの繋がりが続きますように。
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