2017年5月30日火曜日

キンシャサ便りふたたび35 地図を見つけに本屋へ行く

 2020年の東京オリンピックなんて未来のことだ、と思っていたら、もう3年後のことになってしまった。

 東京都の教育委員会は、2020東京オリンピックを国際交流体験の良い機会だと捉えて、東京都の幼稚園から高校まで、一つの学校が一つの参加国を応援する運動を提案し、活動を始めたと聞いた。
そして!なんとうれしいことに!
友人のご主人が勤務する練馬区立石神井小学校が、このコンゴ民主共和国の東京オリンピックサポート校になったのだそうだ。

わたしの周りの日本人やコンゴの友人たちにこのことを触れ回った。
そして、このキンシャサから石神井小学校に持ち帰れるイチバンのお土産ってなんだろうと考えた。
そして、ひらめいたのが、アフリカ大陸とコンゴ民主共和国の地図だった。

購入した地図2枚を持つ店員女性さんたち
コンゴ民主共和国の全国地図を持つ店員さんたち 左端は責任者のムッシュ

地図はどこで買えるかな。
Justice通りでよくカラフルなコンゴの地図を広げて売り歩くコンゴ人を見かけるけど。
普通の一般的な地図がいいな。
やっぱり本屋さんだろうなあ。
キリスト教出版のパウロ書店以外、キンシャサに存在する本屋は、6月30日通りのこのL.G.L.書店と、以前に住んでいた平和通り近くの本屋しかわたしは知らない。
3年ちょっと前に南アのヨハネスブルグに駐在する商社マン青年がキンシャサの我が家を訪れた時に、訪問国の地図を現地で購入することを趣味にしているというので、案内したのがこのL.G.L.書店だった。その青年は、店の奥から出してきてくれた数種類の地図から1枚を選んでコンゴ民主共和国の地図をうれしそうに持って帰ったことを思い出した。

そうだ、L.G.L.書店に行こう。
今回もやっぱり、店頭には地図は置かれていなくて、尋ねてやっと倉庫から段ボールごと運ばれて見せてくれた。
地図の種類も枚数も少なくなっていて心もとなかったけど、アフリカ大陸全体地図とコンゴ民主共和国の地図と、わたしがイメージしたものが見つかった。

わたしは書店の店員さんたちに、「友人のご主人が勤務する東京の小学校で、あなたたちの国の2020東京オリンピックに参加する選手団を応援することになったので、あなたたちの国のことを学校全体で勉強しようということになり、わたしはその小学校の児童たちのプレゼントとしてこの2枚の地図を選んだのです。」と説明した。とても喜んでくれて、ここの支店の責任者を呼んでくれて、10米ドル安くしてくれて持たせてくれた。
そして、最後に地図を持った店員さんたちと撮影をし、石神井小学校の皆さんに紹介しますと約束してお別れしたのだった。
L.G.L.書店の皆さん、ありがとうございました。

本屋 Livres Pour Les Grands Lacs の案内パンフ




























石神井小学校の皆さんが、この地図でコンゴ民主共和国のいろいろなことに興味を持ってくれて、アフリカ大陸のど真ん中に位置するこの国のことを身近に感じてくれたらいいな。

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