2017年6月20日火曜日

キンシャサ便りよもやま話1 帰国しました

帰宅すると、生さださんからプレゼントが!

6月4日夜便でキンシャサを発ち、翌朝パリ着。乗り継いで、リヨン・サンテグジュペリ空港到着が5日昼前。
そして娘一家の暮らすシャンベリーに数泊滞在し後、9日にパリ経由で東京へ。
10日夜に自宅に無事戻った。

キンシャサでは、多くの知人から、あなたはまたキンシャサに戻ってくる気がするよ、などと言われ、わたしもその気になって、”A la prochaine! ~またね!”、と軽い気分でキンシャサを後にしたのだった。


そして、赤羽の自宅の戻ってみると。
留守宅を整理してくれていた友人がまとめてくれていた郵便入れの中に!
見つけた!NHK「今夜も生でさだまさし」の番組からの封書を!!

NHK「今夜も生でさだまさし」番組の中で葉書が採用された人に送られてくる、”画伯”がホワイトボードに描いた風景画と、特大ボードに描かれた桜の大木に出演ゲストが書き込んだサインを絵葉書にしたセット。
やっぱりうれしいプレゼント。
こうやって、丁寧に番組が作られているんだなあという想いも伝わってくる。
前回採用された時のプレゼントはゴンべ郵便局の私書箱宛てに郵送してくれたんだったな、ということも思い出された。
本当にありがとうございました、スタッフの皆さん。

5月半ばだったか。
キンシャサで日本に帰国するという出張者のナオコさんに生さださんへの葉書を託した。
そして、その葉書がさださんによって読まれたときには、日本の友人からメイル、LINE、メッセンジャーに続々と、今あなたの葉書が読まれているよー、という連絡が舞い込んできた。
その実況中継もどきのメイルたちに狂喜乱舞せんばかりにわたしは喜び興奮した。
こんな写真を添付してくれた友人も!

NHK「生さだ」でわたしの葉書が読まれた!

この葉書は、3月に訪ねた「ローラ・ヤ・ボノボ」というベルギー人女性が運営する、森で仲間からはぐれた成人ボノボ、親が捕獲されて孤児になった赤ちゃんボノボの救援施設で買い求めたものだ。
さださんは番組中で、かれの知識でボノボのことも話したと聞く。
コンゴ民主共和国の一部の森にしか生息しないボノボのことを日本の視聴者にも知ってもらえたかな。
5月28日のことだった。

今年1月、生さださんに葉書をキンシャサのゴンべ郵便局から投函したのだが、不採用だったのか、番組に葉書が届かなかったのか。
最後にもう一度、ゴンべ郵便局から投函にチャレンジだ、と思っていたら、帰国前のてんやわんやの日々に郵便局を訪れる時間も持てないままキンシャサを後にした。

ならば、機上で、月夜のサハラ砂漠上を通過中に、星の王子さまとサンテグジュペリさんの対話姿を見つけて(!)、さださんに報告葉書を書こうと意気込んでいたのだけど、結局、席がど真ん中で、窓際席全てが満席の上に、最後部の窓も塞がれて、サハラ砂漠の”サ”の字も見えず仕舞いだった。
せっかく、満月間近の月夜だったのに。

でも、パリから乗り継いで降り立った空港が、”リヨン・サンテグジュペリ空港”だった!
リヨンは、サンテグジュペリさんの故郷だったのだ。
空港で見つけた星の王子さまの絵葉書に、わたしは、またまた性懲りもなく、生さださんに便りをしたため、帰路のサンテグジュペリ空港で投函したのだった。
そんなに何度も読んでもらえるはずもないのだけど、サハラ砂漠のことを書きたくて。
生さださんに葉書を投函するのが日常化してしまったかな。
今月から、生さださんをしっかり視聴することができる。

そうやって、小さな喜びをたくさん見つけて、東京暮らしも楽しもう。
来月はまた、夫が別案件の調査で4週間ほどキンシャサに戻る予定だ。
そんなこともあって、またしばらく、今度は、「キンシャサ便り よもやま話」ということで、ブログでキンシャサのことを綴っていきたいと思う。
もうしばらく、お付き合いください。

2017年6月4日日曜日

キンシャサ便りふたたび37 ありがとう!キンシャサゴルフクラブ

キンシャサゴルフクラブの午後の打ちっぱなし練習場(2017.5.30.撮影)
2012年1月1日にキンシャサに降り立ち、途中で2年東京に戻り、また2016年9月にキンシャサに来て、キンシャサとのお付き合いも足かけ5年以上。
自由に歩き回れないキンシャサに暮らし、何が楽しかったか、って。
色んな人たちに出会えたこと。
日本とは違う、興味深い文化を見聞きする楽しみを持てたこと。
そして、自然の中でゴルフを満喫できたこと。

ちっとも上達しなくて、しょんぼり落ち込んだこともあったけど、3回のキンシャサオープンゴルフにそれぞれに3日間、元気に参加できて、ゴルフを通してもたくさんの国の方たちと出会えて。
何より、自然の中で、より元気をもらったように思う。
ゴルフを週に3、4回も楽しめた体力と機会を持てたことは最大の感謝だ。
すべてのこと、すべての方たちにありがとうございました!!!

5月30日。
早めに仕事を終えて帰宅した夫と、最後のキンシャサゴルフクラブで打ちっぱなしの練習へ行く。
うれしい汗をかいて、ふっと見上げると、陽が傾いて、練習場が心なしか寂しげに映ったのは気のせいか、な。
5月31日。
夫と最後のコースを回る。
キャディーはいつものオリビエ。夫はジョゼと共に。二人とも、とても穏やかな礼儀をわきまえたキャディーだった。かれらにも、ありがとう。


10Hグリーンに向かう夫 白い鳥の群れがいつも楽しげだ(2017.5.31.撮影)
キンシャサは乾季に入り、空いっぱいに雲が広がり太陽が隠れている分、過ごしやすい気候になってきている。これから3か月は絶好のゴルフ日和が続くだろう。

コースのあちこちにこんもりした小山みたいな盛り土があって、わたしは勝手に「初恋の丘」とか名付けてわざわざその盛り土の上に立って空を見上げて雑念を振り払うのが好きだった。
そんなときに、ふうっと爽やかな風が吹きわたろうものなら至福の瞬間となる。
本当に心洗われる時だった。

コースの前半は池だらけで、気が抜けない分、後半は風景を楽しんだ。

8Hから9Hへ向かう途中に咲いていたハイビスカス(2017.5.31.撮影)

9Hが終わって休憩所に向かうところのアボカドの木からも美味しい実をたくさんもらった。

左の円形建物が休憩所 右奥に新しく建った男女別トイレも!(2017.5.31.撮影)

10Hが終わったところには、たわわに実ったパパイヤの木があって、これまた美味しかったな。
採っても採っても、次から次に実が付いて、さすが常夏の国のパパイヤの木だと思った。

10Hグリーンから11Hに向かうところに立つパパイヤの木(2017.5.31.撮影)

13Hは「キンシャサ富士」がティーアップ位置から一直線のところに聳え立ち(でもないけど。標高数十センチ?!)、富士山越えー!っと叫んでドライバーを振ったものだった。
16Hは、「ハイジの丘」と呼ぶ、なだらかな下り坂のコースで、ボールの行方を追いながら気持ちよくプレイのできるコースだった。左のラフには数本の高い椰子の種類の木が並び、柿の親分みたいな実が成っていたが、食用ではなくて、室内に置いて芳香を楽しむ果実だと教えられた。そして、グリーン方向に進んだラフの決まった場所に、ティーアップしたボールと同じ白いキノコがにょきにょきと生えるのだった。雨季最後の頃のキノコは、ボールよりはるかに大きなお化けキノコがお目見えした!

ティーアップボールより大きく育ったキノコ~手前に置いた白ティーと比較してみて!(2017.4.29.撮影)
食べられないよ、と聞いたので放っておいたら、しばらく経つと、干しシイタケそっくりに枯れていて、これまた美味しく見えるのだった。

17Hは、以前にブログで紹介した、「月は東に日は西に」コース。
日本人ゴルフコンペで陽が沈みかけの頃に最終組のわたしたちのグループが17Hに着いたとき、まさに陽は西にオレンジ色に輝きながら沈みかけ、ふっとグリーン向こうを見ると、まん丸お月様のてっぺんがちょうど顔を出したところだったのだ。
わたしは、幻想の世界を独り、スコーン、スコーンとウッドを振り続け、グリーンに来た時、大きな満月の全景を拝んだのだった。まさに、神がかりのような時間だった。

そして、18H。
左右にウェンゲの大木やピンク色濃淡いろいろの花を付けた大木が並び、最後まで自然の中で鳥のさえずりを聴きながらのキンシャサゴルフクラブのコース。

18Hをグリーン横から眺めた風景

尾だけ朱色で体はグレーの、コンゴのオウムであるヨウム。鮮やかなブルーの色で、まさに”幸せの青い鳥”だと思えたコルドンブルー。これまた華麗で美しいブルーのカワセミ。小人すずめ?みたいな”ンブンジ”はいつも群れを成して飛んでいたところが、物語「スイミー」を連想させた。それからカナリアのような黄色い小鳥もいたな。

18Hからクラブテラスを望む

わたしを元気にしてくれたキンシャサゴルフクラブ全てにありがとう!
また逢う日を信じて。
さようなら!!!