日本列島、寒波に見舞われ、本当に寒い日が続く。
北日本、日本海側では記録的な積雪で被害や死傷者も出ている。
わたしが育った北九州市は、九州といえども日本海側。
玄海灘からの寒風は厳しかった。
八幡製鉄所の起業祭で賑わう11月初めには、どんよりと曇り空が広がって、雪がちらついた。
それでも、学校の教室には暖房設備はなかったなあ。
職員室には達磨ストーブみたいな大きな暖房が赤く燃えて暖かかったけど。
なんてことを思い出すこの頃。
赤羽駅前にはクリスマスイルミネーションが点灯し、花屋には、ポインセチアやクリスマスリースが並べられ、ケーキ屋ではクリスマスケーキの予約申し込みのポスターが貼られて、クリスマスムードが街じゅうに溢れている。
花屋をクリスマスムードに演出するポインセチアたち |
花屋のポインセチアの鉢物 |
ポインセチアはクリスマスシーズンに花屋に登場し、クリスマスを演出する植物としてシクラメンとともに欠かせない鉢物だと信じて疑わなかった。
ところが!
キンシャサのゴルフ場にポインセチアの低木が自生していたのだ。
キンシャサゴルフクラブ内に自生するポインセチア 2014年1月 |
キンシャサゴルフクラブ内のポインセチアの低木 2014年1月 |
初めて、キンシャサというアフリカ熱帯雨林気候の都市で、日本で見るポインセチアより背の高い大ぶりな低木のものを見つけたとき、目を疑った。
ポインセチアの原産地って熱帯だったの?
確かになあ、日本ではポインセチアは小ぶりの鉢植えで、室内に置かれるものなあ。
調べてみると、原産地はメキシコ。
メキシコを中心として、中央アメリカに分布する熱帯性の低木で、自生地では3~5mの大きさに達するのだそうだ。
寒さに弱く、15℃を切るころには室内に取り込むこと。
冬期には室内で短日処理をすること。
(※ 日照時間が12時間以下にならないと開花しないため、9月下旬頃から冬期間は毎日欠かさず夕方17時~朝8時は一切の光を遮断することが重要ポイントなのだそうだ。)
そんな育て方のポイントが紹介されている。
ポインセチアの赤いところは茎だそうだ。
キンシャサに自生するポインセチアの写真を見ると、赤い花びらのようにみえる中心にのぞく白い小さな花が確認できる。
これこそが、ポインセチアの花だ。
しっかり開花している。
日本の鉢植えのポインセチアに、ここまで大きく主張するように咲く白い花が存在するだろうか。
おそらく、白い小さな粒、だけのように思う。
キンシャサは南緯4度だから、ほとんど年間を通して夕方6時前に日没、朝6時過ぎに日の出を迎える。と考えると、ぎりぎり、「日照時間12時間以下」という条件はクリアできるのか。
クリスマスシーズンに我が家に来ていたポインセチアもシクラメンも室内に置いていても元気に越冬することはなかったことを思い出す。
ポインセチアは、越冬しても夏になると、赤い部分は消え失せて緑一色になってしまっていたような。
今年は、娘一家がフランスから帰ってきて思いもかけずに2カ月近い滞在となり、2歳半になる孫娘のために、クリスマスツリーを出し、オーナメントを付け、クリスマスの絵やリースを一緒に飾って楽しんだのだった。
ツリーをオーナメントで飾ったのは10数年ぶりだったように思う。
今週初めにフランスに戻っていった娘たち。
部屋のあちこちに、かのじょたちがふりまいていった残り香を感じる。
JOYEUX NOEL !!
メリー クリスマス !!
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